温州ミカン(みかん) にしおか
登録日:2025年12月8日
少し前になりますが「にしおか」という温州みかんを食べました。和歌山県有田市において「ゆら早生」の枝変わりとして発見され、2024年(令和6年)に品種登録されています。育成者が西岡嗣郎氏なので、この方にちなんで名付けられたようです。
にしおかの特徴は、じょうのう膜(袋)が薄くて口当たりがよく、元の品種であるゆら早生よりも糖度が高いこと。また酸味はおだやかで、果汁を豊富に含んでいます。形は扁球で大きさは中程度、果皮の色づきもよいとされます。
ちなみに誕生の地は和歌山県ですが、品種登録は福岡県の株式会社玄柑舎によってなされていて、生産地も福岡県や熊本県などが多いようです。また、より高糖度のものは「甘柑(かんかん)」という名で首都圏向けに出荷されるのだそう。
今回入手したにしおかみかんは福岡県産で、袋には「かんかん」と書かれていました。重さは90~130gとMサイズくらいで、少し腰高の球形。果皮はとくに薄いというわけではなく、さわった感じだといたって普通のみかんです。
ところが実際に食べてみると、強い甘味がググっと感じられ、そこへやさしい酸味が相まってとても美味。糖度を測ると18度前後と高く、じょうのう膜は本当に薄くて口当たりがよかったです。価格は普通のみかんより高めでしたが、みずみずしさもあって大満足でした。
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