種なしスイカ（メキシコ産）

まだ4月なのに珍しくスイカが段ボールでドンと売られていました。産地を確かめてみると、なんとメキシコ産。ポップには「種なし」とも書かれていて、シールには英語で「SEEDLESS」、日本語で「種が少ない」の文字があります。どんな味なのか気になる……。ということで購入してみることにしました。

見た目は小玉スイカを少し大きくしたような感じで、皮には黒い縞模様がくっきりと出ています。手に持つとずっしりと重みがあり、量ってみると約3.4kgありました。値段は夏場の小玉スイカと同じくらいだったので、この大きさならコスパは悪くないと思います。

そして種なしという点については、種がゼロというわけではなく、小さな白い種「しいな（不稔種子）」が入っているタイプ。赤い果肉に幅2mmほどの白い種がちょんちょんと入っていて、これはそのまま食べることができます。普通のすいかのような大粒の黒い種が入っていないので、種なしというわけですね。そういえば過去に「アメリカ産の種なしスイカ」を食べましたが、それとよく似ています。

実際に食べてみると、種は小さくてやわらかいので、口に入れても気になりません。たまに3mm超えのものをかむと少し違和感を感じることもありましたが、おおむねそのまま食べることができました。ちなみに普通の黒い種も3個ばかり入っていて、これはさすがによけました。

味はというと、意外や意外。よく食べている国内産のスイカとあまり変わらず、ほどよい甘味があります。あまり期待していなかったのですが、食感もシャリっとしていました（感想もアメリカ産スイカと似ていますが……）。ちなみに皮の厚みは1cmほどで、小玉スイカほど薄くはなく、どちらかというと大玉スイカに近い感じ。でもその分輸送性や日持ちがよいのかもしれませんね。

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