西洋ナシ(西洋梨) カイザークローネ(ブーレ・ボスク)

登録日:2024年12月16日

カイザークローネ(ブーレ・ボスク)

カイザークローネ(ブーレ・ボスク)

「カイザークローネ」という西洋梨を入手しました。初めて見る品種なので調べてみたところ、「Beurre Bosc(ブーレ・ボスク/ブール・ボスク)」という名前の洋梨で、カイザークローネはドイツ語の呼び名なのだそう。またドイツでは「カイザーアレクサンダー」とも、そしてアメリカではたんに「ボスク」と呼ばれるそうです。なんだかややこしいですね。

カイザークローネ(ブーレ・ボスク)

来歴ははっきりしていませんが、1800年代初頭にベルギーまたはフランスで誕生。熟すと果肉がとろけるようなやわらかさになることから、バターを意味するフランス語の「Beurre」と、パリの園芸家のBosc氏の名前を合わせてBeurre Boscとなったそうです。

カイザークローネ(ブーレ・ボスク)

果実の特徴は上部が細くてお尻部分がふっくらとしたいわゆる洋梨型をしていて、果皮はさびで覆われた赤褐色。追熟すると果肉がやわらかくジューシーになり、甘味と芳香が楽しめます。

カイザークローネ(ブーレ・ボスク)

このカイザークローネは長野県産で、サイズは300g弱。果皮は黄色みがかった褐色で、下部がぷっくらとして洋梨らしい形をしています。鼻を近づけるとほんのり香りがしたので翌日にカットしてみることに。

カイザークローネ(ブーレ・ボスク)

食べてみると、完熟手前だったのか少しシャリっとした食感でした。でもほどよい甘味と果汁があり、酸味はわずかで、鼻に抜ける芳香が心地よくておいしいです。ほかの人の感想を検索してみたら、少しかためでシャリっと味わっている人もいたので、食感はこれで大丈夫なのかもしれません。

でも念のため、もう1玉はさらに4日室温で追熟させてみました。すると、まだ少しばかりシャリ感が残っていましたが、前回よりソフトな口当たりになり、果汁も香りもアップ。糖度は2個とも17度前後と高く、風味豊かでおいしい洋梨を味わうことができました。

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