パスクラサン

「パスクラサン」という名前の西洋梨を食べました。フランス原産の大玉品種で、国内では岡山県の赤磐市赤坂地区が主産地です。このほかにも鳥取県や長野県、山形県などで作られています。

見た目は「ラ・フランス」のようなごつごつとした形をしていて、サイズは500～700gと大玉。黄緑色の果皮は食べ頃になると全体が黄色く染まり、ジューシーでなめらかな食感になります。また、まろやかな甘みとほどよい酸味、豊かな香りが特徴です。

パスクラサンは希少品種なのでなかなか入手できずにいたのですが、年末に立ち寄ったお店で見かけたので迷わず購入しました。今回購入したものは長野県産の2玉で、重さを量るとどちらも500g前後。平均的なサイズではありますが、それでも十分に大きいです。

購入時はまだ果皮が緑色だったので、ポリ袋に軽く包んで20度くらいの室内でしばらく放置することに。3日ほどで香りが強まってきましたが、まだ黄緑が少し残っていたのでさらに3日追熟させ、購入6日後にカットしました。

食べてみると果肉は完璧な熟し具合で、とろりとしていて果汁も豊富。糖度は17度前後と甘く、この甘さに絶妙な加減の酸味と芳醇な香りが加わって、口の中で素敵なハーモニーを奏でています。価格はラフランスなどのメジャーな西洋梨に比べると数倍高かったですが、その分サイズも大きかったので大満足でした。

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