リンゴ きみと(HFF63)
登録日:2024年12月23日
果皮が黄色い「きみと」というりんごを購入しました。正式な品種名は「HFF63」といい、2016年(平成28年)に弘前大学によって品種登録されています。また、きみとという愛称も同大学が商標登録しています。
きみとは収穫時期が11月上~中旬頃の晩生種で、果皮が黄色く、形は丸形~長円錐形。サイズは350g程度になり、蜜が入りやすくて糖度が高いのが特徴です。比較的新しい品種ですが、もともとは30年以上前に交雑した種子から育成・選抜したものだそう。
また、きみとの両親は「ふじ」と「東光」ですが、この交雑親についてはDNAマーカーによる遺伝子型解析で判明したとのこと。ただしどちらが母親、父親かは明らかになっていないそうです。
今回入手したきみとは果重が450g前後の大玉。果皮は黄緑色~黄色で形は「王林」のようなやや長円錐形をしています。カットすると蜜がたっぷり入っていて、断面から甘い香りが漂ってきて期待が高まります。
そしてひと口かじると、期待以上のおいしさでした。糖度は18~19度と高く、やさしい酸味とフルーティーな芳香とが一体となって、口の中にしばらく余韻が残ります。果肉はサクッとほどよいかたさで、果汁も多く風味よし。もう1つには蜜が入っていませんでしたが、同じくらい美味で印象的な味わいでした。
ちなみに、きみとという名前の由来には、「黄実徒(黄色い実の仲間)」、そして「きみと一緒に(みんなで一緒に作っていこう)」という意味が込められているということです。
- 前へ 金星
- 紅秋光(べにし… 次へ
リンゴの並び順で見る
- 前へ カイザークロー…
- 紅秋光(べにし… 次へ
日付の並び順で見る