西洋ナシ(西洋梨) エスティバル

登録日:2022年9月11日

エスティバル

エスティバル

これは少し前に食べた「エスティバル」という西洋梨です。西洋梨の最盛期は10~11月頃ですが、これは8月に収穫できる早生種。エスティバルはフランス語で「夏の」という意味を持ち、その名の通り夏に味わえる洋梨となっています。

エスティバル

詳しい来歴はわかりませんが、「プレコース」の選抜系として山形県で発見されたいう情報がありました。プレコースも同じく早生種なので、両者の性質はかなり近いものだと思われます。見た目もプレコースに似ていて、果皮が緑色の下ぶくれ型。追熟が進んで食べ頃になると全体が黄色に染まります。

エスティバル

サイズは400gほどと大玉で、完熟果は果肉がやわらかくて果汁が多く、甘味と酸味がほどよく調和しているのが特徴です。このエスティバルは2個入りで、重さが342gと440gでした。常温で置いておくと2日後には1個がほぼ黄色くなったので、これは冷蔵庫へ。

エスティバル

その2日後、冷蔵庫から出してみたところ、お尻付近が茶色く変色していました……。どうやら熟し過ぎたようです……。でも傷んだ部分を取り除いて食べると、しっかりと甘味があり、さわやかな酸味と芳香が相まっておいしく味わえました。ただ、果肉は若干フカフカさを感じたので、さっさと食べておけばよかったとちょっと後悔です。

エスティバル

そしてもう1個のほうは、4日間追熟させると淡い黄色になりました。こちらはいい感じに完熟していて、味もりんごのような香りと甘酸っぱさが感じられて食味良好。暑い時期に西洋梨をうまく追熟させるのは難しいですが、なんとか成功してよかったです。

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