西洋ナシ(西洋梨) マルゲリット・マリーラ
登録日:2020年10月18日
これは9月中旬頃から出回る西洋梨の「マルゲリット・マリーラ」です。100年以上前にフランスで発見され、大正時代に日本に伝わった歴史のある品種。サイズが大きくて、やさしい甘酸っぱさが楽しめます。
このマルゲリット・マリーラは秋田県産のものです。果皮は明るい黄緑色で一部が赤く染まっていて、でっぷりとしたよい形。重さを量ると1玉が約370gで、もう1玉は410gあり、ずっしりと重量感がありました。
西洋梨は追熟が必要な果物です。収穫後は果実がかたいので、すぐ食べることができません。しばらく追熟させることで果肉がソフトになり、果汁も増加します。店頭に並ぶ頃には完熟間近になっているものが多いですが、たまに数日間追熟しなければならないこともあるので要注意です。
今回はお店の人が「食べ頃まであと4日くらい」と言ってくれたので、新聞紙で軽く包んでからふんわりとポリ袋に入れ、24度くらいの場所で追熟させました。すると、本当に4日後によい香りがしてきて、果皮も黄色くいい感じに。途中、何度も新聞紙を開けたりしたので、果皮に細かい擦り傷がついていますが……。
皮をむくと、ちょうどよいやわらかさで、力を入れなくてもナイフがすっと入ります。糖度は14度前後と甘く、やさしい酸味と相まって西洋梨特有の上品な風味が広がります。果汁が滴るほどジューシーでおいしいマルゲリット・マリーラを堪能できました。
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