サクランボ(桜桃) ジュノハート

登録日:2025年6月9日

ジュノハート

ジュノハート

これは青森県で誕生したさくらんぼ「ジュノハート」です。2020年にデビューした品種で、果実が3L~4Lサイズと大きく、ハート形をしているのが特徴。青森県産業技術センターが育成し、2013年(平成25年)に品種登録されています。

ジュノハート

両親は「紅秀峰」とカナダ生まれの「サミット」で、交配が行われたのは1998年(平成10年)。母親の紅秀峰は糖度が高くて日持ちがよく、父親のサミットは耐寒性を持つ極大粒の紫黒色になる品種です。これらの優れた特性を受け継いだのがジュノハートというわけですね。

ジュノハート

一般的に、大粒とされる2Lサイズは横径25~27mmですが、ジュノハートは28mm以上の3Lの割合が多く、さらには31mm以上の4Lサイズも比較的多めなのだそう。重さは11gほどになり、短心臓形の果実は鮮紅色から濃赤色に着色します。味は酸味が少なくて甘味が強く、果肉がかたくて日持ちも良好。7月上旬~中旬頃がシーズンとなっています。

ジュノハート

ただ、ジュノハートは高価なので、今回は9粒入りの小さなパックで我慢することに。それでも入っていたのは3Lサイズで1粒が12g前後とけっこうな大きさがあります。果皮はツヤのある濃い赤色で、名前通りかわいらしいハート形でした。

ジュノハート

糖度を測ると17~20度台と高く、1粒食べてみると酸味が弱く甘味をしっかりと感じます。プリッとした果実はややかためで果汁が多くて美味。できるならパクパク食べたかったのですが、いかんせん数が少ないので1粒ずつじっくりと堪能しました。

ちなみにこの名前は、家庭の幸福をつかさどるローマ神話の女神「Juno(ジュノ)」 と、果実がハート形であることが由来なのだそう。また、4Lサイズ(横径3.1センチ以上)の「秀」または「特秀」と認められたものは「青森ハートビート」というブランド名で出荷されるとのことです。

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