リンゴ ローズパール
登録日:2020年10月25日
果肉がピンク色のりんご「ローズパール」を食べました。近年、「ムーンルージュ」や「紅の夢(くれないのゆめ)」、「恋栞(こいしおり)」といった果肉がピンク~赤色のりんごが増えていますが、これもその1つ。果肉が桃色に染まるのが大きな特徴です。一方、果皮は黄~黄緑色にほんのり赤が差すくらいで、熟してもあまり赤くなりません。果実のサイズは約390gと大玉になります。
ローズパールの交配親は「ふじ」×「ピンクパール」。農研機構が育成し、2015年(平成27年)に品種登録されました。花粉親であるピンクパールはアメリカのりんごで、果肉はピンク色、果皮は黄色~淡い赤色をしています。なるほど、この特徴とふじの食味のよさが合わさってローズパールが誕生したというわけですね。ちなみにローズパールという名前は、バラのような果肉の淡い赤色からローズ、そして親品種のピンクパールのパールにちなんで名付けたそうです。
また、赤肉りんごは酸味が強くなる傾向にありますが、ローズパールの酸味は中程度とそれほど酸っぱくないので、加工用としてはもちろん生食にも適します。
今回購入したローズパールは320gとまずまずの大きさ。果皮は黄色の地に淡い赤色が5割ほど着色しています。一見すると色づきが悪いように見えますが、ローズパールはこの色が適正なのです。
カットしてみるときれいなピンク色が現れました。ピンク~クリーム色のグラデーションがとてもかわいらしいです。そしてひと口かじると、美味なる果汁が口の中に広がりました。糖度は16度前後と高く、思っていたよりも酸味は強くありません。むしろほどよい酸味が甘味を引き立てていて、甘酸のバランスが素晴らしいです。食感もシャキシャキとしていて風味がよく、最後の1口までしみじみと堪能しました。
今回はそのまま生食しましたが、ピンク色が映えるので次回はぜひジャムにして味わってみたいです。また見た目の美しさを活かしてパフェのトッピングなどにするのもいいかもしれませんね。
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