カンキツ類 ゆうばれ
登録日:2023年1月23日
2023年1月にデビューしたばかりの柑橘「ゆうばれ」を購入しました。熊本県で開発された中晩柑で、正式な品種名は「熊本EC12」。2019年(令和元年)に品種登録されていて、ゆうばれという名称はJA熊本果実連よる登録商標となっています。
親の掛け合わせは「はれひめ」と「あすみ」で、どちらも手で皮をむける食味のよい柑橘です。当初は両親が「はれひめ」×「はるみ」となっていましたが、2021年にDNA鑑定を行った結果、花粉親がはるみではなくあすみであったことが判明しました。
果実の重さは250g程度で、赤橙色の果皮は薄く手でむくことができます。またじょうのう膜(薄皮)も薄く、甘味が強くて酸味は弱く、香りがよいのも特徴です。シーズンは12月中旬頃からで、親であるはれひめと近い時期に出回ります。
今回入手したゆうばれは3個で、1個の重さは約200~230g程度。表面はツルっとしたなめらかな肌触りで、果皮と実が隙間なくくっついているのがわかります。皮のむきやすさは温州みかんほど簡単ではないものの、手でむくことができました。ただ、じょうのう膜が極めて薄く破れそうになるので、ていねいにゆっくりむいたほうがよいかもしれません。
さて1房食べてみると、甘味の強さは期待通りでした。糖度は16~18度と高く、酸味は穏やながらもほどよい加減。そしてじょうのう膜が思った以上に薄く、口当たりがとてもよいです。また、さじょう(果肉のつぶつぶ)はやや大きくてソフトかつジューシー。1房ごとにしみじみとおいしさを感じながら食べました。
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