メロン キスロマン(旧キスミー)
登録日:2025年9月6日
メロンやりんごなどの果物には品種名がついていますが、たまに改名されることがあります。たとえば過去に、りんごの「さしゃ」が「美丘(みおか)」に、ぶどうの「ゴルビー」は「悟紅玉(ごこうぎょく)」に名前が変わっています。そして、このメロンも昨年頃に「キスミー」から「キスロマン」に改名されました。
キスミーは埼玉原種育成会が30年前に育成した果肉が緑色のネットメロンです。なめらかな口当たりで甘味があって香りもよく、長年にわたり親しまれてきました。そんなキスミーですが、何やら事情があったようで現在はキスロマンとして流通しています。
キスロマン(旧キスミー)の育成にはアールス系メロンと露地ネットメロンが使用されていて、ハウス栽培と露地栽培のどちらでも対応できるのだそう。日持ちや食味のよさに加え、栽培がしやすいという点もロングセラーの要因のようです。
さて、今回購入したキスロマンは青森県産で、重さが約2.4kgと大玉。丸々としていて、灰緑色の果皮には細かい網目模様が入っています。またカットすると果肉は明るい黄緑色で、ちょうどよい熟し具合でした。
食べてみると糖度は高い部分で17度以上と高く、甘味が強いのに後味はすっきり。果肉は少し歯ごたえが残るくらいのソフトな食感で、果汁が豊富でとてもジューシーです。旧名の頃もおいしかったですが、キスロマンに変わっても相変わらずのおいしさでした。