ブドウ(葡萄) サンシャインレッド(甲斐ベリー7)

登録日:2025年9月15日

サンシャインレッド(甲斐ベリー7)

サンシャインレッド(甲斐ベリー7)

これは山梨県のオリジナル赤ぶどう「サンシャインレッド」です。「サニードルチェ」「シャインマスカット」を両親に山梨県果樹試験場において育成され、2022年(令和4年)に品種登録されました。正式な品種名は「甲斐ベリー7」といい、サンシャインレッドという名称は登録商標になります。

サンシャインレッド(甲斐ベリー7)

果粒は赤色の楕円形で、糖度が高くて皮ごと食べられ、華やかなマスカットの香りを有しているのが特徴。大きいものは1粒が18g前後になり、酸味が穏やかで果汁が豊富な点も魅力となっています。

サンシャインレッド(甲斐ベリー7)

なお母親のサニードルチェは皮が薄くてさわやかな風味の甘い赤ぶどうで、父親のシャインマスカットはいわずと知れた優良品種。もともとサンシャインレッドはシャインマスカットの優れた性質を持つ赤系品種を目指して開発されたそうで、目的にかなった食味のよいぶどうが誕生したというわけですね。

サンシャインレッド(甲斐ベリー7)

今回購入したサンシャインレッドは房の大きさが約750gあり、1粒は8g前後。大粒のものは15gありました。また果皮は紅色に少し黄色が残っていて、それがグラデーションになっています。着色がよければ全体がもっと赤くなるようですが、7~8か所の店頭(直売所やデパート、スーパーなど)で確認したところ真っ赤なものは少なくて、これより薄いものもありました。

サンシャインレッド(甲斐ベリー7)

そして味のほうはというと、期待を大きく超えるおいしさでした。果汁が舌に触れたと思ったらいきなり甘く、さらにマスカットの豊かな香りが広がります。また、酸味はやさしくジューシーで、1粒目から大満足。シャインマスカットとは少し異なる風味で深みを感じます。

サンシャインレッド(甲斐ベリー7)

ちなみに色の濃淡については、赤が濃いほうが甘味が強いように思いましたが、色がグラデーションのものでも糖度が23度前後と高くてとても美味。食感も皮が薄くてサクサクと歯切れがよく、種なしでとても食べやすいです。これは今後サンシャインレッドのファンが増えそうな予感がします。

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