メロン ビレンス

登録日:2021年8月29日

ビレンス

ビレンス

これは2週間ほど前に食べた青森県産の「ビレンス」というメロンです。網目のないノーネットメロンで、皮が白くて果肉は緑色。それほどメジャーな品種ではありませんが、1986年(昭和61年)に発表された比較的古い品種で、日本園芸生産研究所(園芸植物育種研究所)が「アイボリー」や「ホームランスター」などから育成しました。

ビレンス

ホームランメロンの血を受け継いでいるだけあって、見た目はホームランメロンに似ています。でもホームランは果肉が白色で、こちらは緑色。アイボリーメロンが青肉なので、果肉はアイボリーの特性が出てきたのかもしれません。

ビレンス

特徴としては平均的な重さが1.2~1.5kgで、果汁が多くて肉質はなめらか。熟すと糖度が16度前後になり、皮付近までしっかりと甘味が感じられるとのことです。また香りもよく、貯蔵性や輸送性にも優れます。

ビレンス

このビレンスは重さを量ると約1060gでした。果皮はきれいなオフホワイトでスベスベとしていて、甘い香りが漂っています。どうやら十分に熟している様子。

ビレンス

切ってみると、ちょっと熟し過ぎだったかも……。でも食べてみると、果肉はやわらかいながらも締まりがあって、強い甘味とともにメロンの芳醇な香りが鼻を抜けていきます。糖度は中央部分が約17度あり、皮付近でも15度前後と高く、皮ギリギリの部分でも甘くてジューシー。本当においしいメロンでした。

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