香酸柑橘 阿波すずか

登録日:2022年1月23日

阿波すずか

阿波すずか

これは「すだち」と「ゆず」を掛け合わせて誕生した「阿波すずか」という香酸柑橘です。徳島県が開発し、2017年(平成29年)に品種登録されました。用途としては、料理の香りづけやポン酢のほか、マーマレードやお菓子作りなどにも使えます。また収穫時期は12月頃ですが、日持ちがよいことから翌年の3月頃まで出荷が可能とのことです。

阿波すずか

果皮はオレンジ色で、サイズはまさにスダチとユズの中間くらいの大きさ。酸味はそれほど強くなく、爽快な香りが特徴です。そしてもう1つの特徴は、タネが少なくて果汁が豊富なこと。タネは入っていても2個程度しかないため、1つの果実から多くの果汁を絞ることができます。

阿波すずか

今回購入した果実は50~80gくらいの重さで、果皮は厚みがあり、みかんのようなオレンジ色。半分にカットすると果肉もオレンジ色で、確かにタネは0~2個と少ないです。

阿波すずか

そして果汁を絞ると気持ちよいほどきれいに絞れて、たっぷりの果汁が取れました。味のほうは香酸柑橘らしいさわやかな酸味で、ゆずっぽいやさしい香りがほんわりと広がります。

阿波すずか

さて、この絞った果汁を使ってゼリーを作ってみることに。果汁に砂糖と水を加えて加熱し、ゼラチンを入れて、冷蔵庫で冷やして固まれば完成です。食べてみると、クセのない甘酸っぱさでとてもおいしく仕上がりました。また、皮を少し削って砂糖と少量の水を混ぜてレンジを加熱し、即席マーマレード風のものを作り、これをゼリーにのせるとさらにおいしさがアップしました。

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