秋さやか

すももの季節もそろそろ終わりが近づいてきました。先日、秋に出回る「秋さやか」という品種を見つけたので、今季のすももの食べ納めをすることに。

秋さやかは9月下旬～10月上旬に収穫される晩生種で、2011年（平成23年）に天香園によって品種登録されています。「秋姫（あきひめ）」の自然交雑実生とされ、サイズが120～160gと大きめです。

特徴としては、果実が円形でお尻の部分（果頂部）が少しとがっていて、果肉は淡黄色。果皮は黄緑～黄色の地色に赤くぼかしたように着色します。また完熟果は糖度が高くてほどよい酸味があり、濃厚な味わいになるとのことです。

この秋さやかは5個入りで重さは100～110gほどあり、果皮は色付きが濃いものから薄めのものまで混ざっていました。さわると少しやわらかくなっていたので、早速軽く冷やして食べてみることに。

色が薄いものは糖度が13度台で酸味は弱く、すっきりとした上品な風味を感じます。そして果皮が濃赤色のものは糖度が15度前後と甘味が強く、甘酸が調和していてとても美味です。どうやらこれが本来の完熟した食味のようですね。果肉はやわらかいながらも締まっていて果汁も豊富でした。来年もまたおいしいすももに出会えることを期待します。

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