モモ(桃) ゆめかおり

登録日:2022年10月9日

ゆめかおり

ゆめかおり

これは少し前に食べた「ゆめかおり」という桃です。福島県で生まれた極晩生種で、収穫時期は9月上中旬~10月上旬。桃のシーズン最終盤に登場する大玉品種になります。生産量が少ないためほとんど出回りませんが、たまたま立ち寄ったスーパーで見かけたので購入してみました。

ゆめかおり

ゆめかおりは福島県伊達市の高橋忠吉氏が「西野白桃」の自然交雑実生から育成したもので、品種登録されたのは2008年(平成20年)。果実のサイズが大きく、重いものは700gほどになるそうです。また果肉が緻密で繊維が少なく、甘味が強めで酸味は穏やか。漢字だと「夢香り」になると思うのですが、香りがよくて果汁を豊富に含みます。

ゆめかおり

ちなみに晩生の桃に「ゆうぞら」がありますが、ゆめかおりはゆうぞらよりも収穫時期が1か月ほど遅くなります。また晩生種は果肉がかたくカリっとしたものが多いですが、ゆめかおりはややソフトで滑らかな食感が特徴です。

ゆめかおり

このゆめかおりは重さが430gほどと大きく、果皮の色付きも良好。果実はでっぷりとふくらんでいて、形も均等できれいです。そしてカットするとりんごかと錯覚するような白い果肉が現れました。

ゆめかおり

ナイフを入れた感触ではかたそうでしたが、食べてみるとカリカリではなく、弾力があって少し歯ごたえを感じるくらいでした。味も甘味が強くて酸味はやさしく、香りが鼻に抜けて風味がとてもよいです。1玉が大きいので食べ応えもあり、味もお腹も満たされました。

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