サマービュート

店頭に並ぶすももの顔ぶれが、熟期の早い早生種から中生種に移ってきました。今回入手したのは「サマービュート」という品種です。2005年（平成17年）に品種登録されたすももで、7月中下旬頃から収穫される中生種になります。

サマービュートは「ソルダム」と「ブラックビュート」を交雑して山梨県で誕生しました。果皮は紅色で、果実は大きい円形。また果肉は緻密でややかたく、甘味の中に適度に酸味があるのが特徴です。

ちなみにサマービュートがデビューした際、同時に育成された「サマーエンジェル」という品種もデビューしています。ただ栽培面積はサマーエンジェルが7位で、サマービュートは15位（2017年）。生産量に差があるためサマーエンジェルはけっこう見かけるのですが、サマービュートはなかなか売っておらず、かなり久々の購入となりました。

今回のサマービュートは2玉入りで重さはそれぞれ約180gと約160gほど。主要品種の大石早生やソルダムが約70～100gくらいなので、それらよりもだいぶ大きいです。色づきもよく、果実全体が濃い紅色に染まっていてきれいな外観をしています。

そして久方ぶりに食べたサマービュートは、期待通りのおいしさでした。甘味と酸味のバランスが絶妙で、果汁も滴るほど豊富。完熟状態だったので果肉はほどよくソフトで舌の上でとろけていきました。ちなみに皮の部分は酸味が強かったのでむいてから食べました。

過去のブログを見る