スモモ(プラム) 皇寿
登録日:2023年9月3日
山梨県のオリジナル品種のすもも「皇寿(こうじゅ)」を食べました。皇寿は山梨県の小松寿裕氏が「貴陽(きよう)」の枝変わりとして発見したすももで、2012年(平成24年)に品種登録されています。なるほど、見た目が貴陽にそっくりですね。
特徴は貴陽よりも収穫時期が1か月ほど遅いということ。貴陽は7月下旬頃から収穫されますが、皇寿は8月中旬から9月上旬頃まで収穫できる晩生種になります。
貴陽は大玉で糖度が高く食味のよいすももとして知られていますが、その点は皇寿も変わらないそうです。サイズが250~300gほどと大きく、果皮は完熟すると紫がかった濃紅色に着色。果肉は黄色でやわらかく、糖度が高くて酸味は少なめとなっています。
さて、今回入手した皇寿は重さが150g前後で、果実はかわいい円形。少し小ぶりだったようですが、全体が色濃く染まっていました。そっとさわると十分に熟しているようだったので、少し冷やしてカットしてみることに。
ひと口食べると甘酸のバランスがよくて、本当に貴陽を食べているような感覚です。皮ごとでも酸っぱ過ぎず、果汁が豊富で風味よし。皇寿は貴陽のシーズンが終了しても出回るので、貴陽タイプの甘いすももが好きな人にはうれしい限りですね。
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