リンゴ 旭(あさひ)
登録日:2022年10月23日
いろいろな品種のりんごでにぎわう季節になりました。今回食べたのは「旭」です。10年ほど前に「早生旭」を食べたのですが、今回は普通の旭。カナダで19世紀初めに誕生したりんごで、英名は「McIntosh Red(マッキントッシュ・レッド)」といいます。
旭の収穫時期は9月下旬~10月上旬頃と早く、サイズはやや小ぶり。酸味が強めですが甘味もあり、フルーティーな芳香を有しているのが特徴です。完熟果は味がよく海外でも人気があるのですが、栽培に手間がかかることから日本ではあまり作られていません。
今回入手した旭は円形のかわいい外観で、重さは200~300gほど。果皮はお尻の部分が少し緑色なだけで、ほぼ全面が赤く染まっていました。
ひと口食べるとくっきりとした甘酸っぱさが広がり、それとともに豊かな香りが鼻に抜けていきます。酸味は「紅玉(こうぎょく)」と同じか少し弱めなくらいで、深みのある芳香と甘味が交わってなんとも美味です。とはいえ近年の甘いりんごとは異なるので、甘さ重視の人は酸っぱく感じるかもしれません。
以前食べた早生旭は果肉が少しやわらかめだったのですが、これはかたさもほどよくサクサクとした歯ごたえで果汁も多め。旭は早もぎしてしまうと甘味がのりませんが、これはしっかり熟していて大当たりでした。
ちなみにアップル社の「マッキントッシュ」はこのりんごが名前の由来だということは知られていますが、実は綴りが異なります。りんごの品種名は「McIntosh Red」で、アップル社のほうは「Macintosh」となっています。
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