すもも 李 Plum

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  • サンタローザ

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  • 貴陽

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  • 大石早生(未熟)

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  • スモモ(花)

    スモモ(花)

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  • スモモ(幼果)

    スモモ(幼果)

  • スモモ(幼果)

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  • スモモ(未熟)

    スモモ(未熟)

基礎データ DATA

スモモの旬(出回り時期)

※これはスモモの出回り量の割合をグラフ化したものです。農林水産省統計 年間卸売総量(2015年)を参考にしています

スモモの概要

スモモの果実(未熟) スモモの果実

甘酸っぱくてジューシーなすももは、初夏から夏にかけて多く出荷される果物です。果樹栽培されているすももは大きく分けて、中国原産の「日本すもも(プラム)」と、ヨーロッパコーカサス原産の「西洋すもも(プルーン)」に分類され、それぞれ色や味わいが異なります。ちなみに、すももは英語で「プラム」、フランス語で「プルーン」といいます。

日本すももはおもに生食用として栽培され、西洋すももは生食用のほか乾燥用やジャム、コンポートなど加工用としても栽培されています。健康補助食品で有名な「ドライプルーン」は西洋すももを乾燥させたものです。

西洋すもも(プルーン)に関しては「プルーンのページ」で紹介しています。

余談ですが、「李下に冠を正さず」ということわざの「李」とはすもものこと。すももの木の下で頭に手をやると果実を盗んでいるように見えるため、人に疑われるような行いはすべきではない、というたとえです。

スモモの歴史

スモモの果実(未熟) スモモの花

カスピ海沿岸のコーカサス地方で誕生した西洋すももはローマ帝国の書物にも登場しており、紀元前にはヨーロッパ各地で栽培されていたといわれます。その後、大航海時代にアメリカへ渡り、19世紀頃にはカリフォルニアで大量に西洋すもも(プルーン)が生産されるようになりました。

日本へは西洋すももではなく中国原産のすももが奈良時代に伝わったとされています。古事記や日本書紀、和歌にも登場しており、すももは日本人になじみ深い果物といえるでしょう。

すももが日本で栽培され始めたのは明治時代になってからのこと。それまでは「酸っぱい桃=酸桃(すもも)」として軽んじられていました。本格的に栽培が行われるようになったのは大正時代で、19世紀頃にアメリカに渡ったすももが品種改良されて戻ってきてからのことです。

スモモの見分け方(選び方)

見分け方

果皮に色むらや傷がなく、張りと弾力があるものがよいといわれています。また形はきれいな円形で、持ったときに重さがあるほうがベター。果皮に白い粉(ブルーム)が付いているものは新鮮です。また、すももは食べ頃になるとよい香りがするので見分ける際のポイントにしましょう。

スモモの保存方法

まだ熟していないすももは常温で保存し追熟させます(品種や収穫したときの状態によっては追熟しないようです)。完熟したすももは新聞紙や紙袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。ただし、完熟したすももは日持ちしないので、なるべく早く(3~5日以内)に食べるようにしてください。

スモモの栄養と効能

おもな栄養成分(可食部100g中)

葉酸(37mcg)、カリウム(150mg)

注目成分

アントシアニン、ソルビトール

期待される効能

貧血予防高血圧予防、眼精疲労回復、便秘改善

すももには葉酸が比較的多いので、貧血に悩む人や妊娠した女性におすすめです。ナトリウムを排出するカリウムも含まれていて高血圧予防にも期待できます。

また、すももには毛細血管を強化したり、眼精疲労を回復するといわれているフラボノイド「アントシアニン」が多く含まれています。さらに糖アルコールの一種である「ソルビトール」は便秘改善に作用するといわれています。

より詳細な栄養成分については、「栄養成分(グラフ)」もしくは「栄養成分(一覧表)」に掲載しています。

スモモの種類

大石早生

大石早生

現在、日本で最も栽培されているスモモがこの「大石早生」です。早いところでは5月下旬頃から収穫を始め、7月上旬頃に最盛期を迎えます。黄緑色の果皮は成熟にしたがって赤く染まり、完熟すると果皮全体が鮮紅色に染まります。形は円形で果重は50~70gほど。果肉は淡い黄色でやわらかく、食べるとジューシーでさわやかな甘酸っぱさが口の中に広がります。福島県の大石氏が育成し1952年(昭和27年)に登録された品種で、親は「フォーモサ」×「不明」。不明種は「ビューティー」とみられています。

ソルダム

ソルダム

大石早生に次いで日本で栽培されているのがこの「ソルダム」。果重は80~100gと大きめで日持ちがよく、甘味と酸味が調和した人気種です。果皮が緑色をしているため見かけはあまりよくありませんが、果肉はおいしそうな濃赤色をしています。シーズンは大石早生より約1か月ほど遅い8月上旬頃から。なお、ソルダムは1900年代はじめにアメリカから導入されたニホンスモモとされていますが、来歴は不明です。

太陽

太陽

来歴は不明で、山梨県で発見され、1969年(昭和44年)に命名されました。短楕円形の果実は100~150gと大きく、実はややかたくしまっていて日持ちするのが特徴。鮮紅色の果皮に乳白色の果肉を持ち、糖度は高く酸味はそれほど強くありません。シーズンは8月中旬頃から。

サンタローザ

サンタローザ

アメリカの育種家が日本すももとアメリカすももを交雑して育成した品種で、世界中で栽培されています。卵形で果重は100g前後と大きく、果皮は鮮やかな赤に染まります。黄色の果肉はしまっていて香りもグッド。ほどよい甘さと酸味が楽しめます。シーズンは7月下旬頃からです。

貴陽(きよう)

貴陽(きよう)

「貴陽」は果重が200g前後と大きく、果皮は紅色で果肉は淡黄色。糖度が高く適度な酸味もあり、果汁も多いので人気があります。また日持ちも比較的よいです。最盛期は8月頃。親は「太陽」×「不明」で、1996年(平成8年)に品種登録されています。

花螺李(ガラリ/カラリ)

花螺李(ガラリ/カラリ)

果重40g程度と小ぶりな「花螺李」は、奄美大島や沖縄などで栽培されているスモモです。黒紫色の果皮と果肉は一見おいしそうですが、酸味が強いので生食向けではありません。おもに果実酒やシロップ漬けなどに利用されています。

秋姫

秋姫

秋田県で偶然発見された品種で1991年(平成3年)に品種登録されました。果皮は赤から赤紫色で果肉は黄色く、サイズは200g前後と大きめ。甘酸の調和した濃厚な味わいです。晩生なので出回り時期は9月上旬から9月下旬頃。なお、有袋栽培したものは果皮が黄色です。

サマーエンジェル

サマーエンジェル

親は「ソルダム」×「ケルシー」で2005年(平成17年)に品種登録されました。果皮は紅色で果肉は黄色、サイズは150g前後と比較的大きめです。果汁が豊富で甘味が強く、適度な酸味もあります。7月下旬頃から出回ります。

紅りょうぜん

紅りょうぜん

「マンモス・カージナル」×「大石早生」から誕生した果重100~150gの大きめのスモモで、ハート形のような扁円形をしているのが特徴です。1987年(昭和62年)に品種登録されました。果皮は紅紫色で、果肉は淡黄色。糖度が高めで果汁も多く、ほどよい酸味があります。収穫は7月の中旬頃からですが、出荷量は少なめです。

サマービュート

サマービュート

「ソルダム」×「ブラックビュート」として山梨県で生まれ、2005年(平成17年)に品種登録されました。果皮は赤紫色で果肉は淡い黄色、大きさは170g前後と大きく、果肉は緻密でややかためです。たっぷりの甘味と適度な酸味が楽しめます。旬は7月下旬頃から。

ハニーローザ

ハニーローザ

7月中旬頃から収穫される「ハニーローザ」は、「ホワイトプラム」の自然交雑実生から選抜して育成された品種です。収穫時期が早い早生種の中では糖度が高く、酸味は少なめで果汁が豊富。果形は卵円形で果重は50g前後、果皮は淡紅色で果肉は淡黄色をしています。

李王

李王

「大石中生」と「ソルダム」を交配して山梨県で誕生し、1990年(平成2年)に品種登録されました。サイズは90g前後で果皮は赤紫色、果肉は薄い黄色です。酸味が少なく、ジューシーで香りがよく、甘味の強いスモモです。収穫時期は7月上旬頃からです。

ケルシー

ケルシー

果重150~200gほどのハート形をした大きめの品種です。来歴は不明ですが、アメリカに渡ったニホンスモモが大正時代に導入されたといわれています。果皮が緑色なのが特徴で、果肉は黄色です。果肉はややかためで甘味があり、酸味は少なめ。カットすると中央が空洞になっています。流通量はそれほど多くありません。

各地の年間収穫量 スモモ

円グラフと下表の割合(%)が違うときは?

上の円グラフの割合(%)と下の表の割合(%)の数値が違うことがありますが、その場合は下表のほうが正しい数値です。

下の表は出典である農林水産省のデータに記されている「全国の合計値」から割合を計算したものです。

上の円グラフも農林水産省のデータですが、こちらは全国ではなく主要生産地のみのデータなので、値が公表されていない都道府県は含まれていません。

また、ページ上部の「基礎データ」にある「おもな産地」の数値は、下表の割合(シェア)を四捨五入したものです。

出典:農林水産省統計

2015年のスモモの収穫量のうち最も多いのは山梨県で、約6,770トンの収穫量があります。2位は約3,270トンの収穫量がある長野県、3位は約2,350トンの収穫量がある和歌山県です。

栽培面積・収穫高の推移

出典:農林水産省統計

2015年のスモモの栽培面積は約2,880ヘクタール。収穫量は約2万1,300トンで、出荷量は約1万8,600トンです。

品種ごとの作付面積

出典:農林水産省統計

2013年のスモモの作付面積は、1位は大石早生で約644ヘクタール。全体の約32%を占めています。2位はソルダムで約434ヘクタール。ソルダムも20%以上の作付面積があります。3位は太陽、4位は貴陽となっています。

スモモの輸出先と輸出量

出典:財務省統計

日本産のスモモは香港とシンガポールへ輸出されています。香港への輸出量は約1.1トンで、全体の90%以上を占めています。シンガポールへの輸出量は約119キロで、全体の約9%程度です。

年別輸出入量

出典:財務省統計

スモモは海外に輸出されています。2016年の輸出量は約1.3トンで輸出額は約244万円。輸出量は前年と比べると6.6トン(約84%)減少しています。

主要生産国(上位5か国)

出典:FAOSTAT(2014年)

すもも類生産の上位5か国は、中国、ルーマニア、セルビア、イラン、チリです。1位の中国の生産量は年間約624万1,635トンで全体の約55%を占めています。2位のルーマニアは年間約49万5,287トンで全体の約4%、3位のセルビアは年間約40万1,452トンで全体の約4%です。

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