ブドウ(葡萄) 高尾
登録日:2023年9月10日
久しぶりに黒ぶどうの「高尾」を食べました。高尾は東京都農業試験場において「巨峰」の実生から育成されて誕生したぶどうです。東京の八王子市にある高尾山にちなんでこの名前がつけられ、1975年(昭和50年)に名称登録されています。
見た目や風味は母親の巨峰に似ていて、果皮は紫黒色で、粒は巨峰より少し小さめ。ほどよい酸味と強い甘味があり、種がなく果皮が薄いので皮ごと食べることも可能です。
生産量は少ないものの山形県や福島県、東京都西部などで栽培されていて、今回購入したものは福島県産になります。粒が房から落ちやすいのが玉にキズですが、食味がよいことから長年に渡って親しまれています。
この高尾は全体が黒々としていて房の重さが約480g、1粒の大きさは10g前後でした。巨峰の粒はだいたい13~16g程度なので、確かに高尾のほうが小さいですね。
また糖度は20度前後と高く、1粒食べると濃厚な甘味と巨峰のような香りが広がりました。皮は薄くて歯切れがよいので、そのままパクパクいけます。もちろん皮をむいて食べるのもありですが、皮がそれほど気にならないようなら、よく水洗いして皮ごと食べるのがおすすめです。
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