ナシ(日本梨) なるみ
登録日:2025年9月22日
先日「なるみ」という梨を直売所で見つけたので購入してみました。調べてみると農研機構が育成した赤梨で、品種登録されたのは2016年(平成28年)。登録からすでに10年近く経っていますが、スーパーなどではあまり見かけない品種です。
なるみは自家和合性を持つことが大きな特徴で、育成親は「162-29(新高×豊水)」×「269-21(おさ二十世紀×豊水)」。祖父母のうち「おさ二十世紀」が自家和合性を持つので、この特性が受け継がれたというわけですね。
自家和合性とは、自分の花粉で受粉して果実を作ることができる性質のこと。多くの梨は他品種の花粉を受粉させる必要がありますが、なるみは自分自身の花粉で着果できるのがメリットとなっています。
果実は円形で果皮は黄赤褐をしていて、果肉はやわらかくて緻密。味は甘味が強くて酸味は弱く、果汁を豊富に含みます。また収穫時期は8月下旬から9月頃ということです。
さて、今回入手したなるみは2玉で、重さはどちらも約400gありました。肩の張ったややゴツゴツとした形で、手に持つとずっしりとしています。カットして食べてみると、多汁でみずみずしく、甘味が強くて酸味はほとんどありません。やわらかめの果肉はシャリシャリとした歯触りで、梨の甘い風味がしっかりと感じられてとてもおいしかったです。
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