カキ(柿) 東京紅
登録日:2024年11月11日
これは東京都が育成した柿「東京紅」です。10月下旬頃から収穫できる完全甘柿で、品種登録されたのは2005年(平成17年)。前から食べてみたいと思っていたのですがなかなか機会に恵まれず、先日やっと入手することができました。
東京紅の親は「興津2号(富有×晩御所)」×「花御所」で、名前に「紅」とあるように果皮が橙朱色をしています。また果実はやや扁円形で大きく重さは250g程度。果肉はやや緻密で甘味が強く、種は3~4個入ります。
ちなみに開発当時の東京都としては、完全甘柿の「富有」や「次郎」よりも収穫時期が早いオリジナル品種を目指していたとのこと。実際に成熟期は10日ほど早く、見た目や食味も良好です。ただ、しっかり受粉させて果実を種入りにしないと、色付きや甘味が低下したり、収穫時期が遅れたりするようです。
今回購入した東京紅は200g前後の中玉サイズで、果皮は濃いオレンジ色。実はふっくらとしていて、断面はハート形のようになっています。また果肉は橙色で種は4つほど入っていました。
さっそく食べてみると、糖度は15~18度とほどよい甘味があり、果肉はかたくてカリッとした食感。思ったよりもかたかったので、残りはしばらく置いておくことに。1週間後に食べてみると、少しやわらかさが出てジューシーになっていました。糖度は個体差もあったと思いますが、こちらは18~20度と甘味が強く、染み出る果汁がとてもおいしかったです。
- 前へ 早秋(そうしゅ…
- 突核無(ベビー… 次へ
カキ(柿)の並び順で見る
- 前へ 華宝(かほう)
- 突核無(ベビー… 次へ
日付の並び順で見る