かき 柿 Persimmon

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  • 横野

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  • 西村早生

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  • 中谷早生

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  • 太天

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  • 太秋

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  • 次郎

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  • 花御所

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  • 陽豊

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  • 紋平

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  • 松本早生

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  • 筆柿

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  • 富士柿

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  • 西条

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  • 御所柿

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  • 愛秋豊

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  • シャロンフルーツ(イスラエル産)

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  • 柿(雄花)

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  • 柿(花)

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  • 柿(幼果)

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  • 太秋(未熟)

    太秋(未熟)

  • 柿

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  • 黒柿

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  • 干し柿

    干し柿

  • 干し柿

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  • 干し柿 平核無

    干し柿 平核無

  • 干し柿 市田柿

    干し柿 市田柿

基礎データ DATA

カキの旬(出回り時期)

※これはカキの出回り量の割合をグラフ化したものです。農林水産省統計 年間卸売総量(2015年)を参考にしています

カキの概要

柿の果実 柿の果実

柿には「甘柿」と「渋柿」がありますが、これらの違いは渋み成分「タンニン」が口の中で溶けるかどうかできまります。溶けると渋くなり、溶けなければ甘くなります。幼果期はどちらも渋みが溶ける「可溶性」タンニンを含みますが、甘柿は成長過程でタンニンが「不溶性」に変化して口の中で溶けなくなり、渋みを感じなくなるのです。

渋柿が甘くなるのは、アルコールや炭酸ガスを使って処理することで、タンニンを可溶性から不溶性に変化させているからです。なお干し柿にすると、渋みは自然に抜けます。ちなみに、干し柿の出荷量トップ3は、1位 長野県、2位 福島県、3位 山梨県です。

カキの歴史

干し柿 干し柿 干し柿 三社柿

柿は中国を原産地とする説と、中国、朝鮮半島、日本を原産地とする説がありますが、現在栽培されている柿のもとになったものは中国から渡来したという考えが有力です。

果樹として柿について記されている古い書物は、平安時代の「本草和名(ほんぞうわみょう:918年)」や「延喜式(えんぎしき:927年) 」です。それよりも古い時代の「古事記」や「日本書紀」にも柿という文字が記されていますが、こちらは地名や人名として使われています。

また、奈良時代のものとして出土した木簡には、柿や干し柿について記されていることから、その時代には食用とされていたと考えられます。

カキの見分け方(選び方)

見分け方

へたがきれいで、へたが果実に張りつき果実との間に隙間がないものが良い柿です。隙間があると虫が入り込んでいる可能性があります。また果皮がしっとりして張りがあり、全体的に色づいているもの、また持ったときに重みがあるものを選びましょう。

カキの保存方法

ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存すれば1週間ほど持ちますが、常温だと2日ほどでやわらかくなります。柿は追熟の必要がないので、購入したら早めに食べましょう。やわらかくなりすぎた柿は冷凍するとシャーベットとして楽しめます。

カキの栄養と効能

おもな栄養成分(可食部100g中)

ビタミンC(70mg)、βカロテン当量(420mcg)、カリウム(170mg)

注目成分

タンニン

期待される効能

風邪予防、美肌効果、高血圧予防動脈硬化予防脳梗塞予防心筋梗塞予防がん予防二日酔い改善

柿に含まれるビタミンCの量は、日本人がよく食べる果物の中でトップクラス。風邪予防や美肌効果に期待できます。また柿のオレンジ色には、抗酸化作用のあるβカロテンのほか、同じカロテノイドの一種「βクリプトキサンチン」が多く含まれていて発がん抑制作用があるといわれています。

渋み成分のタンニンにはアルコールを分解する作用があり、さらに利尿作用のあるカリウム、酸化還元作用のあるビタミンCの相乗効果で二日酔いにも効果があります。

なお、タンニンは血圧の上昇を抑える効果もありますが、一方で鉄分の吸収は妨げられてしまうため貧血気味の人は過剰摂取を控えましょう。

より詳細な栄養成分については、「栄養成分(グラフ)」もしくは「栄養成分(一覧表)」に掲載しています。

カキの種類

富有(ふゆう)

富有(ふゆう)

完全甘柿の代表的な品種「富有」は、日本で最も多く生産されている岐阜県生まれの柿です。その歴史は古く明治時代中期から栽培が行われています。形はふっくらと丸みがあり、果皮はオレンジ色。果肉はやわらかくて果汁も多く、甘味が強いのが特徴です。日持ちにも優れ、10月下旬頃から出回ります。

平核無(ひらたねなし)

平核無(ひらたねなし)

「種なし柿」としてよく出回っている品種で、地域によっては「庄内柿」や「おけさ柿」とも呼ばれます。四角張った扁平形をしていて、重さは200~250gくらい。不完全渋柿ですが、渋抜きを行うことで甘くなります。口当たりはまろやかで果汁は豊富。10月中旬~11月頃に出回ります。

刀根早生(とねわせ)

刀根早生(とねわせ)

「平核無」の枝変わりで1980年(昭和55年)に登録された渋柿で、外観は平核無と変わりません。渋抜き後はまったりとした甘さがあり、食味は良好。ほかの柿に比べて出荷が早く9月下旬頃から店頭に並びます。また、ハウス栽培のものは7月から出荷されます。

甲州百目(こうしゅうひゃくめ)

甲州百目(こうしゅうひゃくめ)

釣り鐘の形をした不完全渋柿で、大きいものだと500g以上になります。おもに山梨県や福島県で栽培されていて、渋抜きをして生食するほか、あんぽ柿や枯露(ころ)柿にも利用されます。別名「富士柿」や「蜂屋(はちや)柿」ともいい、愛媛県では「富士柿」と呼ばれることが多いです。なお岐阜県原産の「堂上蜂屋」はこれとは別の品種でサイズは240gくらい。おもに干し柿として食べられています。

松本早生富有

松本早生富有

完全甘柿の「富有」の枝変わり種で、1935年(昭和10年)頃に京都の松本氏が発見・育成したことから「松本早生(まつもとわせ)」と名付けられました。熟期は富有より早く、10月中旬頃から出荷されます。サイズは250前後で味は富有と似ていて甘味が多く、果肉もやわらかめです。

次郎

次郎

背が低く四角張った円形をした完全甘柿。静岡県原産で江戸時代後期から栽培されています。大きさは250~300g程度。種はほとんどなく、果実はややかためで甘く歯触りの良い食感です。収穫時期は10月下旬頃から。次郎よりも早く成熟する「早生次郎」もあります。

市田柿(いちだがき)

市田柿(いちだがき)

長野県で生産されている完全渋柿。古くから下伊那郡高森町(旧市田村)で栽培されていたことからこの名前になったそうです。形は紡錘状で重さは100~120gと小さめ。おもに干し柿として利用され、上品で濃厚な甘味が楽しめます。なお「市田柿」は商標登録されていて、長野県飯田市と下伊那郡で生産・加工された市田柿の干し柿がこの名前を使えます。

西条

西条

西条柿は広島県が原産とされ、数百年の歴史があるといわれる渋柿です。果実は丸みのある縦長で4条の溝があり、重さは100~150g程度。脱渋したものは上品な甘味があり果汁も豊富に含まれます。ただ時間の経過とともにどんどんやわらかくなるので、かための食感が好みならなるべく早く食べましょう。収穫期は10月上旬頃から。

西村早生(にしむらわせ)

西村早生(にしむらわせ)

外観が「富有」に似ていますが、甘味は富有に比べて控えめで果肉もかためです。不完全甘柿なので、渋が抜けていないものは、渋抜きをしてから出荷されます。果肉にゴマ(黒い斑点)が入ると甘くなった証拠。果重は200~300gくらいで9月中旬から市場に並びます。滋賀県大津市の西村氏の柿園で偶然発見され、1960年(昭和35年)に登録されました。

愛宕(あたご)

愛宕(あたご)

愛媛県で古くから栽培されている渋柿で、釣り鐘のような形をしているのが特徴です。重さは200~250gと平均的なサイズ。渋抜きしたものはほどよい甘味があり、サクッとした食感をしています。おもな産地は愛媛県や徳島県、香川県など。収穫時期は11~12月頃で、2月頃まで店頭に並びます。

太秋(たいしゅう)

太秋(たいしゅう)

「富有」×「IIiG-16」として誕生し1994年(平成6年)に登録された完全甘柿です。平均350~400g前後で、10月中旬頃から収穫されます。果汁が多く、それでいてサクサクとした独特の歯ごたえがあり、甘味も強いことから人気を集めています。果皮に黒い条紋(横筋)が入っているものが糖度が高いといわれます。

会津身不知(あいづみしらず)

会津身不知(あいづみしらず)

福島県の会津地方で古くから栽培されている柿です。不完全渋柿なのでアルコールなどで脱渋してから出荷されます。果肉は緻密でやややわらかく、舌触りがなめらかで甘味はまろやか。日持ちは比較的よいほうです。出回り時期は11月頃。別名「西念寺柿」や「身不知」ともいわれます。

筆柿

筆柿

愛知県原産の柿で、果形が筆の先の部分に似ていることからこの名前で呼ばれるようになりました。不完全甘柿のため甘味が出ると果肉にゴマ(黒い斑点)が入ります。大きさは80~130gくらいと小ぶりで種があり、やさしい甘味があります。時期は9月中旬頃から。

伊豆

伊豆

伊豆柿は静岡県生まれの完全甘柿で、親の掛け合わせは「富有」と「興津1号」。1970年(昭和45年)に命名登録されています。10月上旬頃から収穫される早生種で重さは230g前後。果汁が多めでやややわらかく、甘くて食味のよい柿です。日持ちはあまりよくありません。

四ツ溝(溝柿)

四ツ溝(溝柿)

静岡県が原産とされ、果実の側面に4つの溝があることから「四ツ溝(よつみぞ)」と呼ばれます。横から見るとハート型になっていて、重さは100~150gくらいとやや小ぶり。完全渋柿ですが脱渋したものは甘味が強く、緻密で食味のよい柿です。「するがの柿」というブランド名でも流通しています。

早秋(そうしゅう)

早秋(そうしゅう)

2003年(平成15年)に品種登録された完全甘柿です。「伊豆」×「興津2号×興津17号」の交配により広島県で誕生しました。名前の通り早い時期に成熟する早生種で、9月下旬頃から収穫されます。やややわらかめの果肉は果汁が多く、甘味もあって緻密。重さは250~300gほどで丸みのある四角形をしています。

花御所(はなごしょ)

花御所(はなごしょ)

11月下旬頃から収穫される晩生の甘柿で、おもに鳥取県で生産されています。ふっくらと丸みのある形で、見た目は富有に似ています。果肉が緻密で果汁も多く、甘味が強いのが特徴。中には糖度が20度を超えるものもあります。江戸時代にはすでに栽培が行われていたようです。

各地の年間収穫量 カキ

円グラフと下表の割合(%)が違うときは?

上の円グラフの割合(%)と下の表の割合(%)の数値が違うことがありますが、その場合は下表のほうが正しい数値です。

下の表は出典である農林水産省のデータに記されている「全国の合計値」から割合を計算したものです。

上の円グラフも農林水産省のデータですが、こちらは全国ではなく主要生産地のみのデータなので、値が公表されていない都道府県は含まれていません。

また、ページ上部の「基礎データ」にある「おもな産地」の数値は、下表の割合(シェア)を四捨五入したものです。

出典:農林水産省統計

2014年のカキの収穫量のうち最も多いのは和歌山県で、約4万7,000トンの収穫量があります。2位は約3万2,600トンの収穫量がある奈良県、3位は約2万2,400トンの収穫量がある福岡県です。

栽培面積・収穫高の推移

出典:農林水産省統計

2014年のカキの栽培面積は約2万1,300ヘクタール。収穫量は約24万600トンで、出荷量は約19万8,900トンです。

品種ごとの作付面積

出典:農林水産省統計

2013年のカキの作付面積は、1位は富有で約3,769ヘクタール。全体の約25%を占めています。2位は平核無で約2,593ヘクタール。3位は刀根早生、4位は甲州百目(蜂屋・富士)となっています。

カキの輸入先と輸入量

出典:財務省統計

日本に輸入されているカキはすべてニュージーランドから来ています(ニュージーランド以外に統計データがありません)。輸入量は約7.9トンで、輸入額は約579万円。1キログラム当たりの単価は約735円です。

カキの輸出先と輸出量

出典:財務省統計

2016年には8か国に輸出され、トップは約235トンの香港です。2位は約228トンのタイ、3位は約150トンのカンボジアと続きます。

年別輸出入量

出典:財務省統計

カキは輸入と輸出が行われています。2016年の輸入量は約7.9トンで輸入額は約579万円。輸入量は前年と比べると17.5トン(約69%)減少しています。また、輸出量は約640トンで輸出額は約2億4,863万円。輸出量は前年と比べると5.3トン(約1%)増加しています。

主要生産国(上位5か国)

出典:FAOSTAT(2014年)

柿生産の上位5か国は、中国、韓国、スペイン、日本、ブラジルです。1位の中国の生産量は年間約373万800トンで全体の約72%を占めています。2位の韓国は年間約42万8,363トンで全体の約8%、3位のスペインは年間約24万5,000トンで全体の約5%です。

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