カキ(柿) 筆柿

登録日:2023年11月12日

筆柿

筆柿

今年は11月に入っても暖かくて変な気分でしたが、店頭に並ぶ柿の種類も増えてきて秋の気分が高まってきました。今回はその中から「筆柿」を購入。しばらく食べていなかったので、久しぶりの筆柿です。

筆柿

筆柿は種が多く入ると甘くなる「不完全甘柿」で、果肉はゴマが入って少し黒っぽいのが特徴。重さは100g程度と小ぶりで、その名の通り筆先のような形をしています。

筆柿

今回入手した筆柿は、愛知県の幸田町で栽培されたものです。幸田町は江戸時代から筆柿が食べられていて、流通する筆柿の多くがこの地域で生産されています。不完全甘柿のため以前は甘い柿の選別に手間がかかっていましたが、25年ほど前に自動渋判別機を導入したことで、今では効率よく筆柿を出荷できるようになったそうです。

筆柿

さて今回購入した筆柿は、やや細めのものと丸みを帯びたものが混ざっていました。果重は90g前後で、果皮は濃いオレンジ色。みかんほどの大きさなので、ちょっと食べたいときにちょうどよいサイズですね。

筆柿

カットすると特徴通り、ゴマを散りばめたような斑点がたくさん出ていました。糖度はどれも19度以上と甘味が強く、果肉はややかためで少しカリッとした歯ごたえ。種が4~5個入っているので、食べるときに避けるのがちょっと手間でしたが、おいしい筆柿を味わえたのでOKです。

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