カキ(柿) 西条柿

登録日:2021年11月7日

西条柿

西条柿

鳥取県産の「西条柿」を食べました。西条柿は「富有」や「平核無(ひらたね)」などに比べると生産量が少ないですが、ときどきスーパーで見かける歴史の古い品種です。鳥取県や島根県、広島県などおもに中国地方で生産されていて、旬の時期は10月から11月となっています。

西条柿

鳥取といえば二十世紀梨が有名ですが西条柿も特産の1つ。柿の産地である八頭町で栽培されたものは「いなばの柿」として販売されていて、今回購入したものも「いなば西条柿」と書かれたポリ袋に1個ずつパックに入っていました。

西条柿

果実は丸みのある縦長で、側面に溝があり、果皮はやや薄めのオレンジ色。ほかの柿とはちょっと違う外観なので、ひと目で西条柿だとわかります。また、分類としては完全渋柿なので脱渋してから出荷され、渋抜きした西条は甘味が強く果汁も豊富です。

西条柿

さっそく食べてみると、ほどよいかたさでなおかつみずみずしさもあって食感が良好。そして思っていた以上の甘さが広がり、口の中がおいしさでいっぱいになります。糖度を測ると高い部分は20度を超えていました。

西条柿

もう1個は冷蔵保存して3日後に食べることに。少し果肉がやわらかくなっていましたが、ややとろみのある口当たりでこちらもとても美味です。なお、西条は丸ごとの状態だと皮をむきにくいので、まずはお尻の部分から溝に沿って縦に十字に包丁を入れて、1/4サイズにカットするのがおすすめ。こうすれば皮をむきやすくなります。

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