カキ(柿) 紀州てまり
登録日:2023年11月26日
和歌山県で誕生した柿「紀州てまり」を食べました。「早秋」と「太秋」を交配して育成した「完全甘柿」で、2019年に品種登録された新品種になります。
特徴は果実が親の太秋のような角形をしていてサイズは大玉。収穫時期は10月中旬以降で、果皮の着色が進むにつれて果汁が増え、甘味も強くなっていきます。太秋によく見られる黒い模様の「条紋」は発生せず、へたと果実の間にできる隙間もほとんど見られません。
また紀州てまりは完全甘柿なので渋柿のような脱渋作業が必要ないのもメリット。収穫から出荷までをスムーズに行える利点があることから、当初から大果で高糖度の完全甘柿を目標に育成を行ったそうです。
今回入手した紀州てまりは、真上から見るとやや丸みのある四角形をしています。果皮は濃いオレンジ色で、重さは310gほどありました。大きいものでは400gにもなるそうですが、これでも十分に大きさを感じます。
ひと口食べてみると、いきなり甘さがぐぐっとやってきました。糖度は20度以上あり、果肉はややカリッとした歯ごたえで果汁が豊富。かたさはあるものの簡単にかみ切れる程度で、甘さとみずみずしさ、食感のバランスが絶妙でじつに美味です。種が入っていなかったので食べやすく、ボリュームもあって大満足でした。
- 前へ 筆柿
カキ(柿)の並び順で見る
- 前へ 秋満月(あきみ…
- 大夢(おおゆめ) 次へ
日付の並び順で見る