ブドウ(葡萄) セーブル(チリ産)

登録日:2022年6月5日

セーブル(チリ産)

セーブル(チリ産)

チリとオーストラリアから輸入されるぶどうは、冬~初夏にかけてがシーズン。品種としては、赤い「レッドグローブ」や「クリムゾン・シードレス」、緑色の「トンプソン・シードレス」などが主流です。が、先日「セーブル(sable)」という聞いたことのない黒ぶどうが売られていたので購入してみました。

セーブル(チリ産)

セーブルは皮が巨峰のような黒色で、粒は6g前後と中粒。説明文によると、皮ごと食べられる種なしぶどうで、濃厚な甘味で芳香があり、パリッとした食感とのことです。

セーブル(チリ産)

来歴を調べてみたところ、アメリカのサンワールドインターナショナルという会社が1988年に開発した品種でした。古代ペルシャを起源とする黒ぶどうと同社が所有する緑ぶどうを交配して育成したのだとか。果粒がしっかりとしていて日持ちもよいそうです。

セーブル(チリ産)

今回食べたセーブルはチリ産で、パックの中に10cmほどの長さの房が2切れ入っていました。軸はやや枯れ気味ですが一応緑色の部分も残っていて、果皮は黒々としています。

セーブル(チリ産)

さっそく水洗いして味わってみると、皮は特段薄いというわけではないですが口に残ることもなく、食感は良好。糖度は19~20度くらいと高く、酸味は強すぎず弱すぎず、甘酸が調和していて香りも豊かです。鮮度に難ありのものが数粒ほど混じっていましたが、それ以外のものは味が濃くてなかなか美味でした。種もなく食べやすかったです。

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