モモ(桃) ゆうぞら
登録日:2023年9月17日
これは少し前に食べた桃の「ゆうぞら」です。9月に入ると「黄金桃」や「さくら」といった晩生種が並びますが、ゆうぞらもシーズンの終わり頃に出てくる晩生の桃になります。
ゆうぞらは比較的古い品種で、品種登録されたのは1983年(昭和58年)。果樹試験場において「白桃」と「あかつき」を交配して誕生しました。果肉が緻密で甘味が強く芳香があり、食味に優れています。
また果肉はかためですが、少し追熟させると弾力が出てとろりとした口当たりになるのもポイント。そのため、かたい桃が好きな人はなるべく早く食べてカリっとした歯ごたえを、やわらかめがよい人は数日置いてからやわらかな食感を楽しむことができます。
今回購入したゆうぞら2玉はきれいな桃色に色づいていて、どっしりとした丸みのある形をしていました。果実を手でさわると、どちらもまだかたい様子。でも鼻を近づけると、ほんのりと甘い香りがしておいしそうです。
まずは翌日に1個食べてみると、果肉がしっかりとした少しかための食感でした。糖度は17度前後と高く、やさしい酸味と強い甘味、ふわっと漂う桃の香りもたまりません。さらに3日後にもう1個を食べたところ、こちらは果汁が滴るほどなめらかな舌触りになっていて、1個目とはまた異なるおいしさを味わえました。
- 前へ ひめこなつ
- 昂紀(こうき) 次へ
モモ(桃)の並び順で見る
- 前へ 高尾
- 瀬戸ジャイアンツ 次へ
日付の並び順で見る