シャインマスカット ブドウ(葡萄)
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基礎データ DATA
シャインマスカットの特徴
「シャインマスカット」は、親が「安芸津21号」と「白南」で、2006年(平成18年)に品種登録されたぶどうです。農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所で育成されました。
果皮は緑黄色で、果粒の重さは10~15gくらい。糖度は18~20度ほどと高く、酸味は控えめです。しまりのある果肉は果汁が豊富で、マスカットの芳香を持ちます。
また、果皮が薄くてやわらかく、皮ごと食べられるのも特徴の1つ。パリッとした歯ごたえで、ジューシーで上品な甘みと高貴な香りが楽しめます。
親の安芸津21号は「スチューベン」×「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の交配種。また白南の親は「カッタ・クルガン」×「甲斐路」です。祖父母はどれもおいしいぶどうばかりで、それぞれのよい部分をしっかり継承したのでしょう。
シャインマスカットの選び方(見分け方)
軸がなるべく緑色で果皮に張りがあり、粒がふっくらとしているものがおすすめ。ただ、シャインマスカットは鮮度がよくても軸が茶色くなることもあるので、果皮にシワや変色などがなくみずみずしさが感じられれば大丈夫です。
また、シャインマスカットは熟すにつれて果皮の色が緑色から黄色っぽくなっていきます。一般的には黄緑色で収穫されることが多いですが、緑色に近いと香り豊かで、黄色に近いほど糖度が高くなるという傾向があります。
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シャインマスカットの保存方法
ラップや新聞紙で包むか、ポリ袋に入れるなどして乾燥を予防し、冷暗所または冷蔵庫の野菜室で保存します。シャインマスカットは日持ちがよいほうで、状態がよければ3~5日は持ちますが、なるべく早めに食べましょう。
食べきれない場合は冷凍も可能です。粒をばらして(できれば軸を少し残すようにハサミでカット)保存用袋などに入れて冷凍庫へ。保存期間の目安は約1か月です。
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シャインマスカットの食べ方
シャインマスカットは基本的に種なしで、皮ごと食べられます。2~3時間ほど冷やして軸ごと水洗いし、粒を取って丸ごと食べましょう。もちろん、皮が気になる場合は皮をむいて食べてもOKです。
果皮の色がきれいで粒も大きく香りもよいので、ケーキやタルトなどに飾るのもおすすめです。
シャインマスカットの旬(出回り時期)
シャインマスカットは7月頃から出回り始め、12月頃までがシーズンです。
参考:東京都中央卸売市場
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シャインマスカットの主な産地
出典:農林水産省統計
シャインマスカットの作付面積のトップは長野県です。作付面積は約742ヘクタールで、全体の約32%を占めています。2位は約631ヘクタールの山梨県。全体の約27%でこちらも20%以上を占めています。3位は約251ヘクタールの山形県です。
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