モモ(桃) 武井白鳳
登録日:2020年7月12日
ちょっと前に岡山県で栽培された桃「武井白鳳(武井早生白鳳)」を購入しました。あまり聞かない名前ですが古くから作られていて、1992年頃には「清水白桃」と同じくらいの栽培面積があったようです。ちなみに当サイトの「品種ごとの作付面積(2015年)」を見てみると62位にランクインしていました。
来歴はよくわかりませんが、「白鳳」の枝変わりになるそうです。収穫時期が6月中旬~7月上旬の早生種で、サイズは250g前後。日持ちがよく、果肉はきめ細かくて甘味があり、早生種の中では食味のよい桃とのこと。
この武井白鳳は重さが160g前後と標準よりは小さめ。果皮はきれいなクリーム色でお尻の部分(果頂部)がぼんやりと赤くなっていて、何ともかわいらしい外観です。じっと眺めているとなんだか桃饅頭のようにも見えるような見えないような……。なお、岡山県の桃は有袋栽培が多いので果皮が白いですが、無袋栽培だと果皮は赤く染まります。
今回購入したのは2玉入りで、さわると少しかたさがあったので、2日後に食べてみました。カットするとほどよいやわらかさで果汁が豊富。香りがよくて、口に含むと桃の甘い香りが鼻に抜けます。
甘さに関しては1玉目は上品な甘さで、2玉目はしっかりとした強い甘味を感じました。どちらも酸味が穏やかで、なめらかな桃らしい舌ざわりで美味です。武井白鳳はどうやら出荷時期が短いらしく、タイミングよく購入できたようでよかったです。
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