モモ(桃) 美晴白桃(みはるはくとう)

登録日:2024年9月22日

美晴白桃(みはるはくとう)

美晴白桃(みはるはくとう)

これは山形県で栽培されている「美晴白桃」です。シーズン終盤に出回る桃はかためのものが多いですが、これもその1つ。9月上旬~中旬頃に収穫される晩生種で、果肉のかたさと日持ちのよさが特徴となっています。

美晴白桃(みはるはくとう)

美晴白桃を育成をしたのは山形県の佐藤一男氏で、品種登録されたのは1990年(平成2年)。長野県の植木喜作氏によって登録がなされています。じつは美晴白桃を食べるのは初めてなのですが、30年以上も前からある品種なんですね。

美晴白桃(みはるはくとう)

特性としては果実が350~400gと極大で、果肉はかたくて不溶質。食感はサクサクやガリガリといった表現されるほど歯ごたえがあり、果汁の多さは中程度です。また甘味が強くて酸味は弱く、渋みはありません。

美晴白桃(みはるはくとう)

今回購入したものは2個入りで、1つが約410g、もう1つは約520gとかなりの大玉でした。果皮は濃紅色で、縫合線は浅くきれいな円形。果肉は乳白色でうっすらとピンク色が差している部分もあります。

美晴白桃(みはるはくとう)

そしてさわった感じでは確かにかためで、食べてもやっぱりかためでした。でも果汁が思ったよりも多く、食感はガリっサクっというより、歯ごたえを感じる程度の適度なかたさです。糖度は15~17度程度と甘味もしっかりとあって酸味はやさしく、口に運ぶたびに甘い桃の風味が広がります。食べ応えがあっておいしくて満足度の高い桃でした。

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