モモ(桃) 昂紀(こうき)
登録日:2024年7月7日
これは少し前に食べた「昂紀(こうき)」という極早生の桃です。時期の早い桃といえば「はなよめ」や「ちよひめ」などがお馴染みですが、昂紀は初めてなので購入してみることに。
昂紀は山梨県の伊藤岳彦氏が「みさかっ娘」の枝変わりとして育成したもので、品種登録されたのは2013年(平成25年)。「こう」の表記は「昴(すばる)」と間違えやすいですが「昂」のほうです。ちなみにみさかっ娘は「浅間白桃」の枝変わりとして1997年(平成9年)に登録された品種になります。
また、みさかっ娘は9月上旬頃に収穫される晩生種ですが、昂紀はそれよりも早い6月下旬~7月上旬頃に収穫される極早生種。つまり、枝変わりによって成熟期がぐっと早まったというわけですね。
果実の特徴は、果実が円形の中玉で、大きなものは280gくらいになるとのこと。果肉は乳白色をしていてかたさは中程度で、果皮の着色がよく、甘味が強いということです。
今回入手した昂紀は重さが190gくらいとそれほど大きくはありませんでしたが、果皮は大部分が赤く染まっていました。食べてみると、果汁があふれるほど豊富で香りがよく、なめらかな口当たりです。糖度は13~14度と甘味があり、ほどよい酸味もあって濃厚なおいしさでした。
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