イチゴ すずあかね(すずあかねR)
登録日:2020年7月19日
夏いちご(夏秋いちご)の「すずあかね(すずあかねR)」を食べました。すずあかねは、春から秋まで長い期間収穫できるいわゆる四季成りイチゴです。一般的な一季成りイチゴは5月くらいでシーズンが終わりますが、四季成りイチゴは初夏から秋まで出荷が可能。生産量が少なく価格は少し高めですが、ケーキやお菓子作りなどでも活躍します。
すずあかねはホクサン株式会社によって2010年に品種登録されました。果実は丸みのある球円錐形でサイズが大きく、収穫期は6月から11月頃。果皮はややかためで日持ちがよく、甘味と酸味をほどよく含んでいます。
また2018年には同社より「すずあかねR」という品種も登録されています。品種データベースによると、先輩のすずあかねは果肉が白色で果心の色も白。それに対し後輩のすずあかねRは果肉の色が橙赤色で、果心の色は淡赤と果肉の色が異なります。
今回購入したのは北海道産のもの。パックには「すずあかね」と書かれていましたが、カットしてみたところ果心は赤色でした。ということは、これは後輩のすずあかねRかもしれませんね。
果実はふっくらとしたかわいらしい円錐形で、全体がきれいな赤色。重さは25g前後と大きく、果皮はしっかりとしています。食べてみると、果汁は中程度で少し歯ごたえがあり、甘酸のバランスが良好。糖度は先端部分が11~13度あり、適度に酸味があってイチゴらしいくっきりとした味わいでした。今回はそのままおいしく堪能しましたが、断面がきれいで生クリームとの相性もよさそうなので次回はケーキに使ってみたいと思います。
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