イチゴ ベリーポップはるひ
登録日:2025年4月27日
今回食べたのは「ベリーポップはるひ」です。前回の「ベリーポップすず」と同じくミヨシグループが手掛けた品種で、すずと同様に「種子繁殖型」のいちごになります。特徴は、果皮が橙赤色をしていて甘味と酸味のバランスがよいこと。また果実がかたいので輸送性にも優れています。
正式な品種名は「MYAGFRA-1」といい、2020年(令和2年)に品種登録の出願がされました。そしてその翌年にベリーポップシリーズの「はるひ」という愛称に決定。この名前には、春がいちごの最盛期であることや、「晴れの日(ハレの日)」という意味が込められているそうです。
種から育てるタイプの品種はまだ少ないですが、従来の親株のランナー(細いツル状の茎)で苗を増やす方法に比べ、育苗期間が短いことがメリット。使用する農薬の量を少なくしたり病害虫に侵されるリスクを軽減できるなど、効率的に苗を増やせるといいます。
さて、このはるひは大粒で重さが30g前後、大きなものは45gで長さも約5㎝ありました。果皮は葉の付け根まで濃い赤色に染まり、鮮度もよくて表面には張りも感じられます。
食べてみると、果肉がしっかりとしているのにみずみずしさもあり、甘酸が調和していて味が濃いです。糖度は先端が15度以上と高く、果汁が浸みだすとともに甘い香りが鼻に抜けて、口から鼻までおいしさに包まれます。ベリーポップすずもおいしかったですが、はるひも同じくらい美味でした。
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