イチゴ かなこまち
登録日:2024年3月31日
いちごにはさまざまな品種や独自ブランドがあり、店頭に何種類も並んでいると目移りしてしまいますが、今回食べたのは神奈川県産の「かなこまち」という品種です。2020年に品種登録の出願をしている新しいいちごで、流通量はまだ多くありません。
親の掛け合わせは「紅ほっぺ」と「やよいひめ」で、神奈川県農業技術センターにおいて育成されました。果実は長円錐形をしていて粒が大きく、果皮は光沢のある濃橙赤色。果肉は淡い赤色でややかたく、糖度が高くて果汁を多く含んでいるのが特徴です。また出荷時期は12月下旬から4月頃となっています。
今回購入したかなこまちは、やや細めの円錐形で、果皮は葉の付け根まで濃い赤色に染まっていました。平均果重が16.4gということですが、サイズは15~20gとまさに特徴通りの大きさです。
カットすると断面も赤く、果心も淡赤色に染まっています。さっそく食べてみると、果汁がジュワっとあふれるほどみずみずしいのが印象的です。果肉は3月だからかややソフトで口当たりがよく、強い甘味の中に適度な酸味もあってとても美味。いちごのまろやかな甘酸っぱさをしっかりと味わえました。
ちなみにかなこまちという名前の由来は、「神奈川生まれの美しくて美味しいイチゴ」という思いが込められているのだとか。なお、これによく似た名前の「かなみひめ」といういちごがありますが、そちらは静岡県生まれのいちごです。
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