イチゴ みくのか
登録日:2024年1月7日
「みくのか」という名前のいちごを見つけたので購入してみました。調べてみたところ、みくのかは比較的新しいいちごで、品種登録されたのは2017年(平成29年)。愛知県の水野賢治氏が育成した品種になります。
果実は縦長の円錐形で大きく、橙赤色の果肉はかたさがあるのが特徴。また多汁でさわやかな甘味があり食味が良好となっています。詳しい来歴は不明ですが、「ゆめのか」を花粉親として使用した系統から、酸味が少なくて糖度が高く、花芽分化がやや早いものを選抜して育成したものだそう。
また育成者である水野氏は、みくのかに比べて収穫期が1週間~10日ほど早い「新みくのか」も開発しています。新みくのかのほうが糖度がより高いそうですが、従来のみくのかのほうが収量が多く、果実も大きくてかたいので輸送面においても優位とのことです。
今回入手したみくのかは宮崎県産で、葉がとても大きく、果実は1粒が30g前後と大粒。先端が少し緑色になっていたり、いくつかいびつな形のものもありましたが、色づきがよかったのでよしとします。ちなみに、みくのかは先っぽが緑色になりやすいという情報もあったので、確かに特性が出たのかもしれません。
さて、みくのかでまず驚いたのは香りのよさです。パックのフィルムをはがすと、部屋の中に甘いいちごの香りが広がっていきます。そして味のほうも糖度が14度以上と甘く、ほどよい酸味もあって濃厚です。果肉はややかためで果汁も豊富。先端の青い部分は切り落とせば問題なく、見た目とは裏腹にとてもおいしく食べられました。
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