イチゴ ベリーポップすず
登録日:2025年4月21日
これは「ベリーポップすず」といういちごです。正式な品種名は「MYAGMIE-1」といい、株式会社ミヨシと三重県が共同で開発し、2020年(令和2年)に品種登録の出願がなされています。
果実は円錐形で果肉はかたく、果皮と果肉は赤色。味は酸味が弱めで濃厚な甘さが特徴となっています。名前の由来は、果実がすずなりになることと、共同開発をした三重県の鈴鹿市と五十鈴川(いすずがわ)にちなんでいるのだそう。
また「種子繁殖型」であることも特徴。種子繁殖型とは、一般的ないちごのように親株のランナー(ツル状の細い茎)による苗の増殖ではなく、種子から育てる栽培法のことです。ランナー式の場合、親株に病気があると増殖した苗に移ることがありますが、種からだとそのリスクがありません。
さらにベリーポップすずは炭疽病と萎黄病に抵抗性を持つうえ、発芽日数が短い、発芽率が高いなど、生産者にとってさまざまなメリットがあるとのこと。ちなみに種子繁殖型の品種にはほかに「よつぼし」や、同シリーズの「ベリーポップはるひ」、三重県の「うた乃」などがあります。
さて今回購入したベリーポップすずは、サイズが20g前後と大きめで、きれいな三角形。粒全体が濃い赤色に染まっていてとても美しい姿です。断面も特徴通り赤くなっていて、甘い香りが漂います。
そして1粒食べてみると、すぐさま口の中がいちごの濃厚な甘さで満たされました。果肉はかたくしっかりとしていて、果汁が豊富。糖度は先端部分が15~16度台と高く、ほどよい酸味と相まってとても美味です。じつに味わい豊かで食べ終わってもしばらく余韻に浸れるほどでした。
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