イチゴ レッドパール
登録日:2024年6月9日
いちごのシーズンもいよいよ終盤ですが、先日偶然立ち寄ったスーパーで「レッドパール」を見つけました。レッドパールはずっと気になりつつも、食べたことのない品種だったのでちょっとラッキーな気分です。
レッドパールは愛媛県宇和島市の西田氏が育成したいちごで、1993年(平成5年)に品種登録されています。親の組み合わせは「アイベリー」と「とよのか」で、果実は卵円形をしていて大きく、果皮・果肉とも赤いのが特徴。また、果肉にはかたさがあり、香りのよさも魅力となっています。
今回入手したレッドパールは、育成地と同じ愛媛県で栽培されたもので、ラベルには「樹上完熟」と書かれていました。こちらの農園ではいちご本来の味を楽しめるように完熟してから収穫し、さらに粒を大きく濃い味に育てるため1つの株から採れる量を少なくしているそうです。
そしてこのレッドパールも完熟というだけあり全身が濃紅色に染まっていました。果実同士が触れ合っていた部分が少しすれたようになっていましたが、サイズは25g前後と大粒で、かたさもちょうどよく果汁も豊富です。
味のほうは先端の糖度が13度以上と甘味が強く、酸味とのバランスも良好。香りも豊かで鼻に抜ける甘い香りと濃厚な味をしっかり堪能できました。ちなみにレッドパールといえば20年ほど前に韓国へ流出し、さらにその後にレッドパールを親とした品種が韓国で人気となっていたことが話題になりましたね……。そんな事情を抱えたいちごですが、何はともあれこのレッドパールはおいしかったです。
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