イチゴ とちひめ
登録日:2024年4月21日
久しぶりに栃木県のいちご「とちひめ」を食べました。とちひめは観光農園向きの品種のため、店頭ではほとんど見かけることがありません。それが先日、栃木県内の直売所で売られているのを見つけたので、この機会を逃すまいと約10年ぶりに購入しました。
とちひめは栃木県が育成し、2001年(平成13年)に登録された品種です。両親の掛け合わせは「栃の峰」×「久留米49号」。果実は円錐形で、果皮は「とちおとめ」よりも濃い赤色をしています。
またサイズが大きくて甘味が強く、酸味は弱め。収量性が高くて、多汁で香りがよいというのも特徴です。果皮がやわらかいので輸送性が低いという弱点がありますが、いちご狩りなら摘み取ってすぐに食べられ、食味も優れているのでまさにうってつけの品種というわけです。
今回入手したとちひめは果皮が濃紅色に染まっていて、見るからに完熟といった感じでした。香りも強く、いちごの甘い芳香が漂います。果実は先端がシュっとした円錐形で、サイズは20~30gくらいと大粒です。
食べてみると、期待通りの甘さとみずみずしさで、酸味も少な過ぎず甘酸のバランスが良好。果皮がやわらかいので食べやすく、口に広がる果汁と香りが相まってとてもおいしいです。前回食べたときのように汁漏れといったダメージもなく、2~3日はおいしく食べられました。
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