イチゴ おおきみ
登録日:2021年3月21日
サイズが大きくて食味のよいいちご「おおきみ」を食べました。おおきみは「とちおとめ」や「あまおう」といった主要品種に比べると生産量が少なく、関東圏のスーパーなどではあまり見かけない比較的珍しい品種です。
おおきみが品種登録されたのは2011年(平成23年)。育成したのは農研機構九州沖縄農業研究センターで、親の組み合わせは「さつまおとめ」と「いちご中間母本農1号」です。さらに系譜をたどっていくと「さちのか」や「アイベリー」「とよのか」などメジャー品種の子孫であることがわかります。
果実の特徴は円錐形のきれいな形と、平均20g以上になるという大きさ。果皮はやや薄めの橙赤色~赤色で、かたさがあるため日持ちがよく、甘味があって香りも優れています。
このおおきみは千葉県産のもので、大粒で整った形。重さは25g以上あり、大きいものは37gほどありました。果皮は特徴通りの橙色がかった赤色で、葉の根元まできれいに染まっています。また、果実はしっかりとしていてかたさがあります。試しに3粒ほど冷蔵保存して購入4日後に食べてみましたが、とくに傷むこともなくきれいな状態を維持していました。
糖度は先端部分が13度前後と平均的な甘さで、酸味も調和していて香りも良好。ほどよいかたさで果汁も多く、最後の1粒までほどよい甘酸っぱさが楽しめました。おおきみを食べるのは今回で2度目。前回もおいしく味わいましたが、今回もまた美味でした。
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