イチゴ ゆうやけベリー(福島ST14号)
登録日:2025年1月20日
これは「ゆうやけベリー」という福島県のいちごです。2022年(令和4年)12月にデビューした新品種で、両親は「かおり野」と「とちおとめ」。育成が開始されたのは2012年で、選抜を重ねて2022年に「福島ST14号」として品種登録の出願がされました。
果実は長円錐形をしていて果皮は鮮やかな橙赤色。強い芳香があり、甘味が強くて酸味がおだやかなのも特徴です。さらに父親であるとちおとめに比べて大粒の割合が高く、クリスマスシーズンでもある12月の収量が多いなどのメリットもあるのだそう。
このゆうやけベリーという名前は公募によるもので、果皮色の橙色を帯びた鮮やかな赤色を表現していることから命名されました。商標登録もされていて、福島県のオリジナル品種となっています。
今回購入したものは重さが30g前後と大きく、少し丸みのある円錐形。果皮はまさに夕焼けのような美しい橙赤色をしていました。果肉はほどよいかたさで、みずみずしさも感じます。なお、12月~1月は果肉がとちおとめより少しやわらかな傾向にあり、それ以降はとちおとめ並みのかたさになるとのこと。
そして味のほうは先端の糖度が17~19度ほどと高く、それでいて優しい酸味とのバランスが絶妙でとても美味。また、パックのフィルムをはがすとフワっと香気が広がり、口の中でその芳香と甘味がミックスすることで舌から鼻孔までずっとおいしい状態が続きます。完熟果だったからか果皮が擦れたものがいくつかありましたが、とにかく甘くて香りがよくいくつでも食べ続けたいほどでした。
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