イチゴ ミルキーベリー(栃木iW1号)
登録日:2021年5月23日
そろそろいちごのシーズンも終盤に差し掛かってきましたが、ここにきて新品種の白いちご「ミルキーベリー」を購入しました。栃木県が開発したいちごで、親の掛け合わせは白いちごの「和田はつ恋実生系統」と、淡赤色の「09-52-1」。正式な品種名は「栃木iW1号」で、2018年に品種登録を出願しています。また「ミルキーベリー」というのは2019年に決定した愛称で、ミルクのように白くて酸味の少ないまろやかな食感と甘さが由来だそうです。
果実の大きさは「とちおとめ」と「スカイベリー」の中間程度で、糖度やかたさはとちおとめ並み。未熟なうちは果皮に緑色が残りますが、熟すと黄白色になり、表面のつぶつぶが赤色に染まります。また、気温が高い時期のものは表面が淡いピンク色になることもあるようです。
じつは1か月ほど前にも店頭でミルキーベリーを見かけたのですが、そのときは緑色がやや目立っていたので、購入を先延ばしにしていました。ところが、その後しばらく遭遇できず、今年はもう終了したのかとあきらめていたところ、スーパーで残り2パックのミルキーベリーと再会。まだ少し緑色が残っている気はしましたが、もうこの機を逃すまいと1パック購入した次第です。
さっそく食べてみたところ、香りはそれほど強くなく、果肉がややかためでやさしい甘さを感じます。表面のつぶつぶをよく見てみると、赤いものもありますが、多くは赤と緑が半々くらい。もしかするとこれらは完熟手前だったのか、とちおとめなどと比べると果汁や甘味が少し遠慮がちな印象でした。
先端の糖度を測ると、全11粒中8粒が10度~11度台で、3粒は12度以上ありました。酸味は特徴通り弱く、まろやかな味わいです。ちなみに押されたり擦れたりすると、果皮が黄色っぽくなることがあるそうで、今回のミルキーベリーも所々黄色くなっている部分がありました。何はともあれ、きっとミルキーベリーの実力はもっと高いはずなので、次回は完熟状態のものを堪能したいと思います。
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