イチゴ 越後姫
登録日:2025年5月25日
5月になると店頭のいちごコーナーもだいぶ縮小してきますが、先日その中に「越後姫」を見つけたので購入しました。新潟県で栽培されている品種で、生産量はそれほど多くありませんが、春頃から流通量が増えて6月上旬頃まで出回ります。
越後姫は寒冷地での栽培に適した品種を目指して開発され、1996年(平成8年)に品種登録されました。新しい品種が次々に登場するいちご市場においてはなかなかの古株ですが、まだまだ現役で活躍しています。
越後姫の交配親は「ベルルージュ×女峰」と「とよのか」で、果皮が鮮やかな紅色でツヤがあり、果実は円錘形で大きいことが特徴。また香りがよく、甘味があって酸味はそれほど強くありません。
今回入手した越後姫は重さが15~20gくらいのかわいらしい三角形。しっかり熟してから収穫されたようで、果実全体が濃い赤色に染まっていました。また越後姫はそう果(ツブツブ)のくぼみが深めで表面がややゴツゴツとしたような感じに見えますが、これも特徴の1つです。
糖度は高い部分で14度以上あり、甘味と酸味が調和していて果汁も豊富。かたさは中程度で、1粒食べるごとに深みのある濃厚な甘さで口の中が満たされていきます。越後姫はこれまでに何度も食べていますが、いつもおいしいので満足しています。