イチゴ まりひめ
登録日:2024年2月18日
これは和歌山県で栽培されている「まりひめ」といういちごです。関東圏では流通量が少なく入手しづらい品種ですが、先日デパ地下のタイムセールで見かけたので、久しぶりに購入しました。
まりひめは和歌山県農業試験場において「章姫」と「さちのか」を交配して育成された品種です。2010年(平成22年)に品種登録され、果実は円錐形で大きく、つやのある鮮やかな赤色。断面も赤く染まり、果汁が豊富で強い甘味とほどよい酸味が特徴となっています。
また栽培は和歌山県のみに限定されていて、出荷時期は12月上旬から5月上旬頃まで。まりひめという名前は、和歌山県の民芸品「紀州てまり」のようにかわいらしく愛される品種となるように名付けられたとのことです。
このまりひめは、かなりの大粒で1つの重さが60g前後もありました。以前食べたものは18gくらいだったのでその3倍もの大きさになります。果実はふっくらとした円錐形をしていて、葉の付け根まで赤く着色し、断面も赤みを帯びています。
久々にまりひめを食べて印象的だったのは、香りの豊かさです。カットしてお皿に並べていると、部屋の中が甘い香りに包まれました。果肉はややしっかりめで、それでいて果汁が豊富。先端の糖度は16度以上と高く、やさしい酸味と調和していてとてもおいしく、食べ応えもあって大満足でした。
ちなみにまりひめには「毬姫様」の名前で出荷されているものもあります。これは一定基準を満たした「まりひめプレミアム」として選ばれたものになり、重さ35g以上や食味、出荷時期などの条件があるとのこと。むむ? 今回のまりひめは60gと大きくて高糖度。これなら毬姫様と言ってもいいのでは……、と勝手に脳内で変換しながら味わいました。
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