イチゴ あまおとめ
登録日:2021年1月31日
愛媛県のオリジナル品種として誕生したいちご「あまおとめ」を食べました。愛媛県の農林水産研究所が育成した品種で、両親は「とちおとめ」×「さがほのか」。2009年(平成21年)に品種登録されています。なお、かつては愛知県独自の品種でしたが、2016年頃より他県でも栽培することが可能になったようです。
あまおとめは果皮が光沢のある鮮紅色で、果心は白色。円錐形の果実はサイズが大きく、果肉はかたさがあり、香りが強くて味がよく、収量も多いのが特徴です。愛媛県ではそれまで「紅ほっぺ」や「さがほのか」「さちのか」など数種類のいちごを栽培していましたが、年内に収穫できる早生種の大粒いちごを目指して開発されたのだそう。
今回購入したあまおとめは、愛媛県産と宮崎県産の2パックです。愛媛県産のものはサイズが15g前後で、大きなものは21g。一方、宮崎県産のものは40g前後と大粒でした。どちらもパックからは甘い香りが漂っていて、少し離れた場所でもいちごの芳香を感じるほどです。
果実は三角錐で、大粒のほうは鮮やかな紅色でキリっと美しい姿。小さめのほうは果皮の色がやや薄めの紅色でかわいらしい外観です。本来は鮮紅色の品種ですが、厳寒期は着色が落ちることがあるそうなので、色が薄めだったのはその影響でしょうか。
食べてみると、甘味とおだやかな酸味、そしていちごの芳香が相まってとてもおいしいです。糖度を測ると15~19度台と高く、かたさもほどよくて果汁も豊富。どちらかというと甘味を強く感じたのは小粒のほうで、大粒のほうは甘酸が調和した甘酸っぱさです。また大粒は食べ応えがあって見栄えもします。でも甘さ重視なら、あえて小粒を選ぶのもありかもしれませんね。
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