カンキツ類 スルガエレガント
登録日:2021年3月28日
これは静岡県で栽培されている「スルガエレガント」です。一見すると甘夏のようですが、それもそのはず。スルガエレガントは「駿河甘夏」とも呼ばれ、親は「甘夏」と「文旦」という柑橘なのです。初めてこの名前を聞く人は新しい品種かと思うかもしれませんが、育成されたのは昭和40年代と意外に古く、長きにわたって親しまれている品種になります。
果皮は甘夏よりもややなめらかで鮮やかさがあり、さわやかな甘味でまろやかな香りが特徴。ちなみにスルガエレガントという名前は、このエレガントな味わいから命名されたのだそう。シーズンは3月から4月頃で、今がちょうどおいしい時期となっています。
今回購入したスルガエレガントは、ふっくらとしていて重量感があり、果皮は濃いオレンジ色。皮の厚さは甘夏と同じくらいで、グイッと指を入れると手でむくことができます。食べ方は甘夏やはっさくと同じく、薄皮(じょうのう膜)を1房ずつむいて食べればOK。種が多めなので少し面倒ですが、薄皮をむくときに取り出してしまえば気になりません。
味は、しっかりとした甘酸っぱさがありますが、甘夏に比べると酸味は少しまろやかに感じます。糖度は13~14度と十分な甘さがあり、果肉はほどよく締まっていて果汁も豊富。さわやかな香りと甘夏のようなかすかな苦味が相まって、豊かな味わいが楽しめました。
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