おおきみ イチゴ

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  • おおきみ

    おおきみ

基礎データ DATA

  • 親の組み合わせ:「さつまおとめ」×「いちご中間母本農1号」
  • 品種登録年:2011年(平成23年)

おおきみの特徴

おおきみ

農研機構九州沖縄農業研究センターが育成した「おおきみ」は、果実が大きく日持ちのよさが特徴のいちごです。親の掛け合わせは「さつまおとめ」と「いちご中間母本農1号」で、2011年(平成23年)に品種登録されました。

平均果重は20g以上と大きく、形はきれいな円錐形。果皮は橙赤色~赤色でつやがあり、果肉は薄い淡赤色になります。果実は比較的かたくて香りもよく、甘味と酸味が調和していて果汁も豊富です。

病気に強く作業時間の短縮に貢献

生産面では、炭疽病やうどんこ病、萎黄病に対して抵抗性があり、余分な花が着かないため摘果作業が不要になるのもポイントです。労力やコストが抑えられ、生産効率の向上につながります。

大玉の特性を持つ両親から誕生

おおきみの母親(種子親)のさつまおとめは「さちのか」の血を引く品種。サイズが大きくて品質がよく、2002年(平成14年)に品種登録されています。また、父親(果粉親)のいちご中間母本農1号は、「アイベリー」と「とよのか」から育成されたいちごで、平均果重が25~30gとこちらも大玉になる品種。光沢のある円錐形をしていて、2004年(平成16年)に品種登録されています。

ちなみに、おおきみは白いちごの「「雪うさぎ」の親になります。果皮の白い雪うさぎは、平均果重が35gと果実が大きい品種。この大果性はおおきみの持つ性質を受け継いだものといえるでしょう。

おおきみの選び方(見分け方)

果皮に張りがあってつやつやとしたものがおすすめです。おおきみは大玉で円錐形をしているのが特徴なので、なるべく形がきれいな三角形で、サイズの大きめなものがよいでしょう。また、へたが青くてピンとしているか、押されて果皮が傷んでいないかもチェックします。

おおきみの保存方法

おおきみ

乾燥するとみずみずしさが損なわれるので、パックのままポリ袋に入れるか新聞紙で包むなどして、冷蔵庫の野菜室へ。暖かい場所に置いたままにしておくと果実の劣化が早まります。

おおきみは果実がかたくて日持ちのよい品種ですが、鮮度のよいうちにおいしく食べましょう。

おおきみの食べ方

食味のよい品種なのでそのまま生食するのが一番。サイズが大きなものは、カットしてから食べてもよいでしょう。カットする場合は、水洗い後にヘタを取ってから切るようにします。

もちろんケーキやパフェなどにも適します。カットして飾ったり、大玉なのでそのままトッピングしても見栄えするでしょう。

おおきみの旬(出回り時期)

おおきみは12月頃から3月頃に出荷されますが、流通量はそれほど多くありません。

果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。

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