越後姫 イチゴ
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基礎データ DATA
- 親の組み合わせ:「ベルルージュ×女峰」×「とよのか」
- 品種登録年:1996年(平成8年)
- 主な産地:新潟県
越後姫の特徴
「越後姫(えちごひめ)」は、新潟県園芸試験場で育成されたイチゴで、1996年(平成8年)に品種登録されました。母親は「ベルルージュ」×「女峰」の選抜系「5/6-996」で、父親は「とよのか」です。
香りが強く、果汁が豊富なのが特徴で、糖度は高めでやさしい酸味を持ちます。果実は円錐形をしていて、果皮はつやのある鮮やかな紅色。果肉は薄い橙赤~淡赤色に染まります。果実はややかためですが、しっかり完熟したものはやわらかくジューシーです。
越後姫という名前は「可憐でみずみずしい新潟のお姫様のようなイチゴ」ということから命名されたとのこと。1月頃から収穫されますが、4月頃から最盛期となります。
寒冷地に適したいちご
また、越後姫は新潟県のような寒冷地でも栽培できるのが特徴のひとつ。母親(種子親)であるベルルージュが寒冷地向きのイチゴなので、その特性はしっかりと受け継がれています。越後姫は登場から20年以上経過していますが、品質のよさと栽培技術の向上により長年にわたって生産されています。
越後姫の選び方(見分け方)
越後姫は円錐形で果皮が鮮やかな紅色になるのが特徴なので、なるべく全体に色がまわっていて、形のよいものを選びましょう。へたが緑色でピンとしていているか、粒同士が押し合って果皮が傷んでいないかも要チェック。
また香りがよいかどうかもポイントです。越後姫は香りの強いイチゴなので、熟していればイチゴ特有の芳香が漂います。
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越後姫の保存方法
越後姫は4月から5月に出荷量が増えますが、暖かい場所に置いておくと傷みが早くなります。購入後は冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。果実が乾燥しないように、ポリ袋に入れておくようにします。
春以降の越後姫は完熟すると果皮がやわらかくなることがあるので、なるべく早く食べきりましょう。
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越後姫の食べ方
越後姫の甘味と豊かな香りを楽しむには、そのまま食べるのが一番です。流水で洗ってからへたを取り、ジューシーな果実を丸ごと味わいましょう。
もちろんケーキやタルトのトッピングや、スムージーなどに加工してもOK。果皮がきれいな色をしているので、いちごを使った春のデザートにもおすすめです。
越後姫の旬(出回り時期)
越後姫は1月頃から出荷されます。最盛期は4月から5月頃で、6月中旬くらいまで出回ります。主産地は新潟県です。
果物の出回り時期は、産地や天候などによって変化します。このデータは大まかな目安としてお考えください。