カンキツ類 はるひ(いずのはる)
登録日:2018年3月24日
はるひ(いずのはる)
「はるひ」という新品種の柑橘を購入しました。はるひは果樹試験場興津支場にて「カンキツ興津46号」と「阿波オレンジ」を交雑して育成され、2011年(平成23年)に登録された品種です。
サイズは150gくらいで、果皮は黄色~橙黄色。糖度が高くてほどよい酸味があり、日向夏のようなさわやかな香りを有するのが特徴です。また種が多く、皮はやや厚めですが手でむくことができ、果肉はやわらかく果汁が豊富とのこと。出荷シーズンは1月下旬から3月頃で、静岡県では「いずのはる」という愛称で出荷されています。
今回食べたはるひは、糖度が14度以上と甘く、酸味とのバランスも絶妙。まろやかな強い甘味の中にさわやかな酸味と香りが混ざり合い、味わい豊かでとても美味でした。
ただ残念だったのは、種が多い上に、じょうのう膜がかたかったこと。袋ごと食べられるという情報もあったのですが、このはるひは袋ごと食べると、果肉はなくなってもじょうのう膜だけが口に残ってしまうのです。そのため甘夏のように1房ずつむいて食べたのですが、果肉がソフトなので手がべたべたに……。味はかなりおいしかったので、次回はもう少しじょうのう膜が薄いものに当たればいいなと思います。